先日、鳥取県へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは2日目の記録。
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2日目:山陰本線「天空の駅」餘部駅、「海を見下ろす駅」鎧駅
09:45 鳥取駅発
ざんざん降りの雨の中、山陰本線に乗るために鳥取駅へ。
ホームへ上がってみたら、トワイライトエクスプレス瑞風が停車していた。
走る豪華列車。
前日の夜に食事をした八洲の大将と酒器の話をしていたら、以前からよく使っていた器の窯元さん、最近は注文しても納品に半年近くかかるようになってしまってちょっと困っている、とのこと。
その窯元さんの器がこのトワイライトエクスプレス瑞風車内での食事に採用されたことで、日本全国から注文が殺到するようになったためらしい。
瑞風、訴求力すごい。
10:45 餘部駅
山陰本線に揺られること1時間で、「天空の駅」餘部(あまるべ)駅に到着。
地上45mの駅から眺める日本海、美しい。
地上から見上げるかつての橋脚、力強くて美しい。
道の駅あまるべへ行ってみる。
カニちらし御膳を食べているうちに、天気予報通り雨が上がって晴れ間も見えてきた。やったー!
さっそく、この日の運行で12時過ぎに余部鉄橋を通過するというトワイライトエクスプレス瑞風を見送りに、再度ホームへ上がっていく。
ホームには、これを見にここへやって来たっぽい人たちがいっぱい。
スマホを構える人たちの向こうから瑞風がやってきて、ゆっくりと餘部駅を通過していく。
最後尾のデッキ部分に女性車掌さんが立って、トンネルに吸い込まれていくまでずーっと手を振ってくれていた。
ふたたびエレベーターで地上に降り、余部のまちを散策開始。
民家の間の路地を通り、神社の向こうの高台へ歩き、海沿いの堤防へ戻ってくる。
まちのどこを歩いていても、餘部駅がよーく見える。
2010年に、鉄橋からコンクリート造に架け替えとなった餘部の橋。
かつての橋脚や線路を部分的に残し、地上45mの駅とまちを上り下りする全面ガラス張りのエレベーターが印象的な新しい駅舎も、存在感抜群。
公園として整備されている橋の下の一角には、1986年の突風による回送列車転落事故の慰霊碑もあり、冬季にはものすごい風雪となるきびしい環境の中、山陰の大動脈である山陰本線を通し続けてきている餘部駅のオーラみたいなものが感じられた。
鳥取旅で、餘部(あまるべ)駅。https://t.co/oR5uY6NN1K
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) June 3, 2023
標高45mの天空の駅。
鳥取旅なのに但馬、だけど、いつか絶対行こうと思ってた場所なので足を伸ばしてみた。
トワイライトエクスプレス「瑞風」が通過していくのも見られた。 pic.twitter.com/e8tMFpy6f9
14:30 鎧駅
まだ時間があったので、「海を見下ろす駅」として有名な鎧(よろい)駅にも行ってみることに。
餘部駅から上り列車に乗り、3分で鎧駅に到着。
現在使われていない海側のホームへ抜けていく地下道に、『ふたりっ子』のポスターがぶら下がっていた。
いっしょに鎧駅に降り立った乗客が10人ほどいたけれど、みんな10分後に来た下り列車に乗って、余部のほうへ戻って行ってしまった。
わたしはせっかくなので漁港の方まで降りて行って、のんびり過ごすつもり。
斜面に密集して建つ民家の間を縫うようにしてのびる急な坂を下り、かつて漁港から駅へ海産物を運び上げていたというインクライン跡や、発電所のなごりだというレンガ造りの水路を見ながら、漁港に到着。
鳥取旅で、鎧(よろい)駅。https://t.co/QsQzTUrcRT
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) June 3, 2023
(ここも但馬だけど。)
釣り人にまじって漁港の堤防で2時間半ほどのんびりしつつ、時折オレンジ色の車両が山陰本線を走っていくのを眺めてた。 pic.twitter.com/FKZ8vHmbfM
こんなに何もない駅で2時間半…どうしようかな…と最初は思ったけど、全然平気だった。
港の堤防に腰かけ、釣り人たちの会話を聞きながら、時おり山陰本線のオレンジ色の車両が走っていくのを見上げているだけで、あっという間に時間が過ぎていった。
(晴れてくれてよかった。)
17:01 鳥取駅へ
17時過ぎの列車で、鳥取駅へ。
帰りみちで、鎧駅からトンネルを抜け、余部の橋梁にさしかかる部分を通るのをとても楽しみにしていた。
山陰本線、鎧駅から餘部駅へのトンネル。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) June 3, 2023
トンネルを出るとすぐに、線路が不自然にカーブ。
道の駅あまるべで流れてたビデオでこのカーブの理由を知った時、あまりのスゴさに泣きそうになった…😭。 pic.twitter.com/uuAJ3m3Hbx
この部分、餘部駅から地上に降りて見上げた時に不自然に橋梁がカーブしているのが不思議で、どうしてだろう???と思っていたら、お昼ご飯を食べた道の駅あまるべで流れていた橋梁架け替えドキュメント映像でその理由が判明。
可能な限り列車の往来を止めないために、『地上40mの上空で長さ90m、重さ3,800tの巨大な橋を4m水平移動し、さらに5.2度旋回させる』ことで新旧橋梁を架け替える。
あまりの発想と技術力のすごさ、そしてそれをやり切る気迫みたいなものに感動してしまい、ビデオを見ながら泣きそうになってしまった。
先人たちのこういうたゆまない研鑽の上に、いまがある。
ありがたやありがたや。
19:00 「順吉」でホルモン焼きそば夕食
18:35 鳥取駅に到着。
前日の夜に夕食を摂った八洲のすぐそばの居酒屋順吉で鳥取名物のホルモン焼きそばを食べられる、しかも全国旅行支援で貰った地域クーポンも支払いに使える、とのことで行ってみる。
ぷるぷるのホルモンとニラが絡んだあっさり味の焼きそば。
おなかいっぱい!おいしかった!
21:00 宿へ帰還、就寝
おわりに
「鳥取旅」だけど、兵庫県へ足をのばした一日だった。
イキアタリバターリ✈️
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) May 23, 2023
①トクたびマイルで鳥取と米子が同時に出てる→行くか!
②Googleマップで前にピン立ててた浦富海岸が近い→行くか!
③Googleマップで前にピン立ててた餘部駅が割と近い→行くか!
④米子駅で若桜鉄道を見かけた→行くか!
⑤バス一日乗車券で大山まで行けるらしい→行くか! pic.twitter.com/3pZzKe26EZ
30年以上前、特急列車に乗って萩・秋吉台へ家族旅行に行ったことがある。
その際、絶対に絶対にこのエリアも通っていたはずなのだけど、当時のわたしは興味がなかったので全然記憶がなくて…。
大人になった今、いつか行ってみたいと思っていた餘部・鎧に今回足を運ぶことができ、ものすごくうれしかった。
わたしはほんとに、
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) June 8, 2018
✅行きたいところへ行くし、
✅やりたいことはやるし、
✅会いたい人には会いに行く。
5〜6年前のわたしから今のわたしを見たら、ノーテンキでフラフラしてて、まちがいなく超〜嫌い。アホじゃんって思う。
でもさ?
やってみたら?
結構たのしいよ✨?
って今なら言う。
▼楽天トラベルの全国旅行支援。宿泊自体が割引になるのはともかく(そもそもの元値が上がっていることも多いので)、地域クーポンがついてくるのがかなりありがたい。鳥取ではおみやげ購入と食事に使用。
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