福島

【会津2泊3日旅】3日目:喜多方散策(喜多方ラーメン「松」、大和川酒造北方風土館)、会津若松散策(七日町通り、鈴善漆器店)

会津若松 喜多方散策 大和川酒造 酒蔵見学 一重孔希

3月に福島県の会津若松へ行ってきました。

今回の旅程はざっくり;

という感じ。

きょうは最終日、3日目の記録。

 

▼まずはぽちっと!「いいね」がわりにクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ミニマリストへ
にほんブログ村

3日目:喜多方散策(喜多方ラーメン「松」、大和川酒造北方風土館)、会津若松散策(七日町通り、鈴善漆器店)

最終日、宿泊していたmooi guesthouse 日新町をチェックアウト。

前夜、晩酌をご一緒した男性は、この日も磐梯山へ滑りに行くと言って自家用車で出発していった。

戊辰戦争で亡くなった会津藩士が埋葬された阿弥陀寺に立ち寄り、新選組隊士 斎藤一の墓所に手を合わせる。

07:18 七日町駅発 会津若松行き只見線乗車

七日町駅に到着。

ホームにはまだまだ残雪が。

会津若松 七日町駅

07:18、七日町駅発。

会津若松 七日町駅

07:22、会津若松駅着。

07:34 会津若松駅発 喜多方行き磐越西線乗車

会津若松駅で、磐越西線に乗り換え。

会津若松 会津若松駅

地方の朝夕の時間帯の鉄道は、ほんとにどこもかしこもこんな感じに学生さんだらけ。

会津若松 会津若松駅

逆に言うと、朝夕の時間帯以外はガラッガラで、地方の鉄道網の維持のむずかしさをひしひしと感じる。

07:34、磐越西線で会津若松駅発。

会津若松 会津若松駅
会津若松 会津若松駅

窓の外は、一面の雪野原。

会津若松 磐越西線

右手側に猫魔ヶ岳、雄国山の山並み、左手側に飯豊山地の山並みを眺めながらずーーーっと走っていく。

天気も最高。

07:58、喜多方駅着。

08:00 喜多方散策

さて、喜多方の散策を開始!

まだ朝早いからか、喜多方のまちはしーんとしている。

会津若松 喜多方散策
会津若松 喜多方散策
会津若松 喜多方散策
会津若松 喜多方散策

蔵や古い建物があちこちにのこされていて、歩いて回るのがたのしい。

喜多方と言えば、蔵のまちなみ。

会津若松 喜多方散策 旧金田洋品店
会津若松 喜多方散策 旧金田洋品店

そのイメージは、喜多方出身の写真家 金田実氏の尽力に依るもの。

むかしの、いわゆる「地方の名家(名士)」によるその土地へのこういう貢献って、本当にすごいと思う。

会津若松 喜多方散策
会津若松 喜多方散策 赤べこ

「文化」というのは常に流動的で、基本的に流れが過ぎ去ったものは衰退するもので、その衰退を避けたいなら、なんらかのかたちで「護っていく」「護りつづける」しかないのよね。

みんなが、すべてがカツカツになってしまった日本で、今後そんなことがどこまで可能なんだろうね…。

10:00 大和川酒造北方風土館

大和川酒造北方風土館へ。

会津若松 喜多方散策 大和川酒造 酒蔵見学

館内には、酒造りに使われてきた道具の展示、自社田でうるち米、酒米、そばなどの自社栽培を行うなど先進的なとりくみの資料展示、蔵を活用したホールなどもあり、この酒蔵さんが喜多方の文化的な盛り上げに一役買ってきたことがよくわかる。

会津若松 喜多方散策 大和川酒造 酒蔵見学

中でも、この酒蔵のご主人が熱心にサポートしていたという会津本郷焼の陶芸家一重孔希(いちじゅうこうき)氏の作品を紹介するコーナーは、こじんまりとしながらもその作陶の洗練が存分に伝わって来て、すばらしかった。

進んだ先の水場に仏像と印象的な塑像がまつられていたので、最後の利き酒コーナーで「あの塑像はもしかして一重氏のお作ですか?」とたずねると、そうだとのこと。

会津若松 喜多方散策 大和川酒造 酒蔵見学 一重孔希

ああ、いいなあ。

水の、米の、酒の、喜多方の風土の、守り神さまだ。

見学コース最後の利き酒コーナーでいただいたお酒(「純米カスモチ原酒弥右衛門酒」「純米吟醸弥右衛門」「純米辛口弥右衛門」「特別限定生酒しぼりたて 伝家のカスモチ原酒弥右衛門酒」)は、どれもふくよかで美味。

たまたま立ち寄った場所だったけど、非常におもしろかった。

11:00 喜多方ラーメン 食堂松

念願の喜多方ラーメンを食べに、食堂 松へ。

わたしでもその名前を知っている喜多方ラーメンの人気店、「坂内」のおとなりの、地味~な食堂さん。

前々日の夜、再訪を果たした日本酒バー會津蔵武で、お店の方&居合わせたお客さんがおすすめしてくれたので、行ってみた。

店内はほんとうにふつうの食堂で、メニューはラーメンとチャーシュー麺、そしてそれぞれの大盛りのみ。

お水はセルフサービス、お会計は注文のお品がテーブルに届いた際に現金で。

シンプルで、イイ!!!

あっさりしたスープにちぢれ麺、やわらかいチャーシュー。

シンプルで、イイ!!!

ごちそうさまでした!!!

大満足で店を出ると、おとなりの坂内には行列ができていた。

なるほどねえ…。

会津若松へもどる列車の時間まで、ふたたび喜多方のまちを散策。

会津若松 喜多方散策 
会津若松 喜多方散策 
会津若松 喜多方散策 
会津若松 喜多方散策 

喜多方のまち、古い蔵や商家、民家がたくさん残っていて、歩くのがとてもたのしかった(ラーメン屋さんもとても多かった)。

12:36 喜多方駅発 会津若松行き磐越西線乗車

さて、会津若松へ戻ろう。

会津若松 喜多方散策 喜多方駅
会津若松 喜多方散策 喜多方駅

この日はほんとうにいい天気で、車窓から、雪をかぶった山々がとにかく美しく見えた。

おなかは満たされているし、ぽかぽかとあたたかいし、窓の外の景色は美しいしで、眠くなってきた…。

うとうとっとしかけたところで、13:00、会津若松駅に到着。

ここで只見線に乗り換えて七日町駅へもどり、七日町通りを散策しようと思っていたのだけど、寝ぼけていたので只見線のホームを勘違いして見当違いのところをウロウロしてしまい、乗り逃してしまった。

まあいいや、歩こう。

只見線に乗れば3分で着いていた七日町通りまで、歩くと20分強。

途中、山田民芸工房で郷土玩具である起上がり小法師や風車を見て行こうと思ってのぞいてみたのだけど、おやすみだった。

残念。

13:30 七日町通り散策

七日町通りのお店を見て回る。

会津若松 七日町通り

この通り、趣あるまちなみのなかに、ちょっとすてきなものを置いているお店やおいしいお店が並んでいて、たのしいんだよね。

長門屋で前日のバスツアーで知ったみしらず柿のお菓子「是山」を買い、ぬり一、白木屋、福西惣兵衛商店、鈴木屋利兵衛で会津漆器をながめる。

目の保養…漆塗りだいすき…。

さて、最後に漆塗りでもう一店。

14:30 鈴善漆器店

前回、時間が足りずに訪れじまいだった、鈴善漆器店

6つの蔵から成り立っていて、漆器の店舗だけでなく体験工房やカフェや酒蔵、会津塗の歴史や技法を紹介する資料館や、美術作品としての会津塗を展示する資料館がぎゅっと詰まっている。

会津塗といえば、ざんぐりとくりぬかれた木地にざっくりと塗られた漆の片口のイメージでいたので、精緻な絵付けや華やかな金蒔絵、沈金、卵殻塗など、きらびやかな会津塗漆器の数々に驚いた。

とくに、美術蔵に所蔵されている会津塗漆器の中には、蒔絵で枝垂れ桜やネコヤナギ、クジャクの羽模様を施した平棗、ヤマボウシを大胆に配した大棗、線香花火の火花が躍る中次などの茶道具がたくさんあり、目がハートになってしまう。

ここで撮影した茶道具の写真をお茶の先生にお見せしたら、やはりその美しさに目を瞠っていらっしゃった。

いやー、大変いいものを見せてもらった。

いよいよ今回の旅もおわり。

15時半、鈴善漆器店を出て、会津若松駅前の会津バスターミナルへ向かう。

16:00 高速バス 夢街道会津でバスタ新宿へ

会津バスターミナルに到着。

16時に出発した東京行きバスの車窓からは、会津磐梯山がきれいに見えた。

バスターミナルの売店でお弁当を購入してきたので、だんだん暮れなずんでいく山々をながめながらゆっくり食べる。

お酒もちょっと飲んだので、食べ終わった後はあっという間に寝落ち。

この日もよく歩いたしね。

20:40、バスタ新宿に帰還。

おつかれさまでした。

おわりに

2年ぶりに再訪した会津。

会津本郷焼の宗像窯へ行けたし、日本酒バー會津倶楽部を再訪できたし、奥会津バスツアーで只見線を満喫できたし、喜多方ラーメンも食べられたしで、大満喫の2泊3日となった。

本日の旅の出納帳

会津2泊3日の旅費、3日目発生分の記録。

七日町駅→喜多方駅(JR只見線、JR磐越西線)330円
酒ケーキ(大和川酒造北方風土館)1,400円
ラーメン(食堂 松)700円
喜多方駅→会津若松駅(JR磐越西線)330円
是山(長門屋)1,350円
喜多方ラーメンせんべい(会津バスターミナル)750円
みしらず柿寒天(会津バスターミナル)410円
田季野日替わり弁当(会津バスターミナル)540円
氷結(会津バスターミナル)158円
会津バスターミナル→バスタ新宿(JR高速バス夢街道)5,000円
10,968円

2泊3日合計60,282円(20,094円/日)。

error: Content is protected !!