福島

【会津2泊3日旅】1日目:磐越西線、会津本郷焼宗像窯、日本酒バー會津蔵武

3月に福島県の会津若松へ行ってきました。

今回の旅程はざっくり;

という感じ。

きょうは1日目の記録。

 

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1日目:磐越西線、会津本郷焼宗像窯、日本酒バー會津蔵武

08:00 バスタ新宿発 あぶくま号

08:00、バスタ新宿で、郡山駅行きの高速バスあぶくま号に乗車。

途中2か所での休憩をはさみつつ、12:10に郡山駅前に到着。

3時間半、4,350円。

東京から郡山まで新幹線なら1時間40分、7,810円。

2時間と3,500円のトレードオフ。

わたしは移動好きなので、大いに「アリ」です。

12:30 郡山駅で駅そば

12:10、郡山駅着。

雪がまっっったくない…。

会津若松は今年かなりの積雪と聞いて来ていたので、同じ県内の郡山がこんなに無雪状態なんてまったく想像していなかった。

へー、こんなにちがうんだ。

12:30、駅構内のお蕎麦屋さんでお昼ごはん。

駅弁を買って、この後乗車する磐越西線の車内で車窓の景色を眺めながらのんびり食べようとも思ったのだけど、そんなことができるほど車内が空いているようには思えなかったので…。

かにかま天が丼からはみ出るぐらい大きくて、笑った。

13:15 磐越西線で会津若松へ

13:15、郡山駅から磐越西線に乗車。

郡山から安達太良山、会津磐梯山、猪苗代湖の間を縫って会津盆地へ下りていくこの路線、以前から乗ってみたくて。

だから今回、高速バスも会津若松行きではなく、あえての郡山行きで来てみたのです。

郡山駅を出発してしばらくすると、景色が一変。

磐越西線 郡山から会津若松へ

一面の雪野原になった。

さっきまでぜんぜん雪なんてなかったのに…!!!

山あいを抜けたところで、窓の外に会津磐梯山が見えてきた。

磐越西線 郡山から会津若松へ

カッコいい!

車内は旅行客らしき乗客でけっこういっぱい。

磐越西線 郡山から会津若松へ

磐梯町駅で多くの人が降りて行った。

今回乗車した磐越西線、以前からGoogleマップを見ていて気になっていたところが。

扇島駅から東長原駅のあいだの線路が、ヘビが進んでいるときのようにやたらとぐねぐねと蛇行しているのですよね。

なんでだろうと不思議に思っていたところへ、答えを書いてくれているページを発見。

これは、猪苗代湖と会津若松市街では湖のほうが高いところにあるからです。会津若松と概ね300mもの高低差があるため、鉄道で会津若松から郡山へ行く場合、この300mの高低差を一度登って行かなくてはなりません。

しかも、猪苗代湖と会津若松市街との水平距離は凡そ10kmしかありませんから、まっすぐ進むと30/1000という急傾斜になってしまいます。そこで、できるだけ線路の傾斜を緩やかにするため、カーブを多用しているのです。

『住まいの安心研究所 地盤と建物のWebメディア。知って、学んで、解決する!』より転載

大きな高低差のあるところで傾斜を緩やかにするために、カーブをつけて距離を稼いでいるのね。

以前からの疑問が解決して、すっきり。

…と、ここで問題が。

このあたりで車内にブザー音が響き渡り、列車が停車。

状況確認中という車内アナウンスが流れるも、ブザー音は鳴り続けているし、列車が動く気配もない。

焦る…。

というのも、このあと会津若松駅から路線バスに乗る予定なのだけど、会津若松駅で磐越西線を降りて路線バスが出るまでの接続時間はたったの9分。

この列車が遅れるとバスへの接続時間は数分のみになってしまうし、それだと会津若松とバスターミナルの距離的に乗り継ぎはかなりむずかしくなりそう。

そしてこの時間のバスを逃すと、もう次は無い。

うーーーーん、まいったなあ。

6分ほどの停車の後、なにごともなかったかのように列車が動き出した。

なんだったんだ…?

とりあえず動き出してくれたけれど、頭の中は「路線バスに間に合うつもりで、予定通り会津若松駅で降りてバス停へ走るか」「もうこの日はバスは間に合わないからあきらめることにして、磐越西線で喜多方駅まで行って喜多方ラーメンを食べる方に切り替えるか」ぐるぐるぐるぐる考えている。

車窓には会津盆地が広がっていて、そこに向かって雪原をゆるやかに下っていくという最高の景色なのに、考えはまとまらないし、かといって風景にも集中できないし、めちゃくちゃ中途半端。

くそー。

14:36、予定より5分遅れで会津若松駅に到着。

うーーーーーーん、バスに間に合う方に賭けてみよう!

会津若松駅下車。

14:40 会津バス本郷循環線で会津本郷へ

ダッシュでホームを駆け抜け、会津若松駅を出る。

ここで、乗る予定の路線バスが駅前のロータリーから出るのか、それとも横断歩道を渡った向こうのバスターミナルから出るのかを調べきっていなかったことに気づく。

うわーーー、どっち?!?!?!

わからん!けど、バスターミナルに賭けよう!!!

駅前ロータリーを横目に走り続け、交差点を渡り、バスターミナルに駆け込んだとたん、狙っていた路線バスが乗降所にすべりこんできた。

やったーーーー!

おまけに、この日は市のキャンペーンで路線バス無料の日だったらしい。

ありがたやー!!!

14:40、会津バス会津本郷行きに乗車。

15:15、本郷局前バス停下車。

15:20 会津本郷焼 宗像窯

今回、ダメもとでバス停にダッシュしたのは、どうしてもここに来てみたかったから。

日本民藝運動の創始者柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチも訪れたという、宗像窯

ブリュッセル万博でグランプリを受賞したというにしん鉢の窯元さん。

前回の会津若松旅のときも気にはなっていたんだけど、なかなかアクセスがしにくいエリアにあり時間が足りなくて来られず、いつかぜひと思っていた。

営業時間が16時までなので、時間的に今回乗ってきた路線バスが唯一かつラストチャンスだったのですよね。

来られてよかった…。

ギャラリーには8代目宗像利浩氏、9代目宗像利訓氏の作陶がずらりと並んでいて、どれも釉薬の色やかかり具合が個性的で素敵。

その中のひとつ、うつくしいブルーの釉が掛かったおおらかなかたちのぐい呑みに、目が釘付けに。

8代目宗像利浩氏の『瑠璃ぐい呑み』。

ラピスラズリのような深いブルーに、南の海のような明るいターコイズブルーが斑状にまじり、口元にかけては深い紫色も感じられるグラデーションを描いている。

見込みにヘラ跡のようなちいさなキズがあり、そこに溜まった釉薬が鈍い金色を放っていて、人間の手技と土の持つ力と偶然性からうまれるおもしろみのバランスに引き寄せられる。

ちいさなぐい呑みだけど、いいお値段だけど、ほしい…。

買った。

来てよかったなあ…。

16:19、本郷局前バス停から乗車。

16:55、神明通りバス停で下車。

前回も訪れた福西本店店蔵を覗いたりしつつ、時間つぶし。

18:00 日本酒バー會津蔵武

予約していた日本酒バー會津蔵武へ。

ここ、前回来た時にほんとうに美味しくて、会津若松を再訪することがあれば絶対に行くと決めていた。

食べたいものを頼むと、それに合ったお酒が出てくる。

ほんとに、わたしの中で3本の指に入るお店。

今回も満たされた!

ごちそうさまでした。

20:30 mooi guesthouseへチェックイン

予約していたmooi guesthouse日新町へチェックイン。

旅好き元チャリダー、現原付ライダーのオーナーが運営するすべて個室のゲストハウスで、こざっぱりしていて気持ちがいい。

シャワーを浴びて、就寝。

おやすみなさい。

おわりに

郡山ではまったく積雪がなく、磐越西線で会津に向かい始めていきなり雪景色に変わった時に、「現在同じ県ではあるけれど、そもそもまったく別の郷」であることを感じておもしろかった。

乗ってみたかった磐越西線に乗れ、ギリギリで焦りながらも宗像窯へも行け、再訪したかった會津蔵武でおいしいおいしい会津のお酒を堪能でき、よい一日だった。

本日の旅の出納帳

会津2泊3日の旅費、1日目発生分の記録。

バスタ新宿→郡山駅(高速バスあぶくま号)4,350円
カニかま天そば570円
郡山→会津若松(磐越西線)1,166円
瑠璃ぐい呑み(宗像窯)16,500円
夕食(日本酒バー會津蔵武)6,600円
素泊まり2泊(mooi guesthouse日新町)9,000円
38,386円
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