2025年末、中国の特別行政区であるマカオへ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
今日は2日目の記録。
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2日目:マカオ歴史地区散策
起きたら、ピカピカの晴天だった。
三元粥品専家(Sun Un Loja De Canja)
朝食を食べに出る。

細い路地にあるお粥のお店で、三元乃第粥(34MOP:約780円)。

でっかい豚肉団子がごろごろ入ってて、とろとろでとてもおいしい。
近所の常連らしき人、通勤途中にバケツのように大きな保温容器を持ってきてお店の人に私、たっぷりとお粥を入れてもらって出勤していく人などがひっきりなし。
34MOPはクレジットカードで支払えばいいや、クレカがダメなら成田で両替してきた香港ドル(HKD)現金で支払えばいいやと思っていたら…。
なんと、UnionPay的な電子マネーか、さもなくばMOP現金のみと言われて血の気が引く。
前夜マカオ空港で泣く泣く200HKDを200MOPに両替し、マカオパスを購入した際のおつりの50MOPがかろうじて残っていたので、この場はそれで支払うことができ、安堵。
いやしかし、初日から、これは先が思いやられる。
ほんとうに「マカオ内ほとんどのお店でクレジットカードが使える」「HKD=MOPでHKDがふつうに使用できる」んだろうか…。
クレジットカードを使用できる大前提で来ていたから、現金もあまり両替して来ていないし、その両替もHKDだけなんだけど…。
なんか、マカオ、よくわかんないな。
たぶん、日本からマカオに行く人は香港からの日帰り旅行客が多いし、そういう旅行客はおそらく「VISAやMASTERなど国際ブランドクレジットカード決済が当たり前なレベルの店」にしか行かないケースが多いので、こういった零細な地元店での決済の実情の情報がそもそも少なかったんだろうなと思った。
結論から言うと、2025年末現在、マカオでVISAやMASTERといったいわゆる国際ブランドクレジットカードの決済ができないお店はわりと多かった。
ほとんどはUnionPay的な中国資本の電子マネー決済で、見ていると皆ピッピピッピとスマホで支払って出ていく。
なんというか、あくまで国内(中国)事業者を通した決済が最優先で、国外資本であるVISAやMASTERに手数料収益を流してたまるか!という戦略が徹底されつつあるのを、ビシバシ感じた。
やっぱり中国という国はすごいね。
おそろしい。
福隆新街
福隆新街を散策。








「中国」と「ヨーロッパ」がモザイクになっていて、ちょっとした路地に入り込んでいくのがたのしい。
聖ヨセフ聖堂
いったんホテルに戻ろうかとも思っていたけど、雰囲気のある街並に足が止まらなくなった。
あてもなく、どんどん進んでみる。



いきなり、行ってみようと思っていた聖ヨセフ聖堂の前に出た。
もっと歩く場所にあると思ってた。
マカオのまち、想像していた以上にコンパクトだな。

フランシスコ・ザビエルの右ひじの骨(?)が祀られていた。
そんな「仏舎利」みたいなこと、キリスト教でもやるんだね。
聖ローレンス教会

さらに道を進んで、聖ローレンス教会。


この教会、よく手入れされたお庭や、聖堂のたまご色と水色のカラーリング、船の底がイメージされているという天井などすべてがキュート。
庭のベンチに腰かけていると、海側からふわーっと風が流れてきたり、鳥のさえずりに包まれたり、ものすごく癒される…。
マカオでいちばん好きだと思った場所かもしれない。
ドン・ペドロ5世劇場、聖オーガスティン教会

ぎしぎしときしむ木の床、ベルベット張りの古い古い観劇用椅子が並ぶしんとした空気の中で、ひたすら繰り返される無言のインスタレーションアートがちょっとシュールだった。
坂をのぼってくる途中、上から澄んだ歌声が降って来るので何かと思ったら、聖オーガスティン教会で高校生のコーラスコンテストが行われているようだった。
教会前の広場のあちこちで、本番前の練習がくりひろげられている。
青春。
ロバートホートン図書館
コーラス部隊でいっぱいの聖オーガスティン広場に面した、ロバートホートン図書館へ。
古い建物のなかにあたらしいガラス張りのビルが継ぎ足され、かわいらしい庭園を持つりっぱな図書館になっている。
庭から図書館のビルを見上げると、勉強をしているらしい若者の姿がたくさん見える。
庭の向こうは市井の人々のくらす集合住宅に囲まれていて、洗濯物が風に揺れ、テレビの音が流れてくる。

このお宅にとってみれば、この図書館の風景はものすごい借景だな。
日本の住宅がよく「うさぎ小屋」と言われるけれど、マカオもほんとうにコンパクト(にならざるを得ない)土地なので、古い集合住宅やビルが背と腹を合わせて折り重なるように建っているのが当たり前。
こんな風に南側が開けた住宅なんて、たぶんとても希少だと思う。
そろそろお昼どきだな…そういえば朝ごはんの時、MOPじゃないと支払えなかったんだよな…どこかでHKDからMOPに換えておいた方がいいんだろうか…あしたから週末土日だし…と思いつつ、図書館を出る。

この先に観光局のオフィスがあるみたいだから、立ち寄って、HKDをMOPに両替しておいた方がいいのか聞いてみよう。
セナド広場
マカオの写真として一番良く見かけると言っても過言ではない、セナド広場へ。

白と黒の石で美しく模様が描き出された広場をバーンと眺め渡したかったけれど、とにかく観光客でいっぱい&クリスマス前準備でイベントの舞台が設置されていて、ゴミゴミしてそれどころではなかった。
そして、観光局で両替の件について尋ねてみたら、ものすごく怪訝そうに「どこでもHKDが使えるのでわざわざHKDからMOPに両替する必要はありません」と言われた。
あー、うん、そう聞いてたんだけどね、そうじゃなかったからビビっちゃって聞いてみたんだけどね。
まあ、観光局がそういうならもういいや。
HKDとクレジットカードで、なんとか最後までやり過ごせますように!
市政署
セナド広場に面した市政署へ。


壁面のアズレージョと、そこに落ちる影が美しい!!!
かわいらしい窓の意匠などはまんまポルトガルを彷彿とさせている。
サウダージ。
この市政署の中にあるおみやげショップは、グッドデザインなものがあれこれ置かれていてとてもよかった。
(まちなかにたくさんあるおみやげ屋さんは、いまいちイケてない品揃えのところがほとんど。)
聖ドミニコ教会
セナド広場からのびる小路をウロウロしていて通りかかった茘枝碗葡國菜餐廳 (Lychee Bowl Portuguese Restaurant)で、ポルトガル料理のお昼ご飯を食べる。
タラのコロッケとサラダのプレート。
美味。
(クレカ使えてほっとする。)

聖ドミニコ教会へ。
セナド広場の白黒の敷石、聖ドミニコ教会の黄色のファサードと緑の扉、脇に立つヤシの木の風景が、エキゾチックで素敵。


教会横にある聖ドミニコ博物館は、マカオの歴史の中で大きな役割を果たすことになったキリスト教の宗教芸術について知ることができ、とても興味深い。
さらっと回って見て出ていく人がほとんどだったけど、じっくり見る価値のある場所だと思う。
マーガレットカフェ・エ・ナタ
マカオのスイーツといえば、のエッグタルト。
甘いものはあまり得意じゃないのだけど、せっかくだから食べてみようと思い、有名店だというマーガレットカフェ・エ・ナタへ。

お店の前には長蛇の列。マジか。

現金のみ、ひとつ6.5MOP(約150円)。
カップ状のパイ生地の中に、ほんのり甘いプリン状のフィリングが入っていて、あまり重くなくておいしい。
ポルトガルで食べた時はもっと甘くて、もっとどっしりずっしり重かったような気がする。
こちらのほうが好みだな。
盧家屋敷、三街会館
それにしても、12月なのに暑いし、たくさん歩いているし、スイーツを食べたこともあってのどが渇いてきた…。

あちこちのカフェのメニューに出てくるのは、旧ポルトガル宗主国だっただけあってコーヒーばかり。
さらにのどが渇きそうで、コーヒーって感じじゃないんだよなあ…。
かといって、お茶はお茶で、台湾とおなじように砂糖たっぷりのベタ甘だったりするかもしれないし…。
がまんできなくなって、圓夢間(Dream Corner)というカフェに飛び込んでレモンティーをオーダーしてみたら、甘くないちゃんとおいしい紅茶が出てきた。
しみるー!
スイーツもドリンクも、ちょっと自然派っぽいメニューが揃っていて、落ち着くスポットだった。
盧家屋敷へ。
中庭をぐるっと囲むように客間や居室がならぶレンガ造りの建物は、凝った意匠の欄間やステンドグラス、しっくいの鏝絵がみごとで、かつてのマカオ豪商のくらしぶりが伝わって来る。
こんなに立派で由緒もはっきりした建築物だけれど、数十年前は荒れ放題で打ち捨てられていたそうで、それを復旧プロジェクトを通してリニューアルしたとのこと。
古いものの価値の見直しと再構築は、観光を大きな柱に据えようとする場合の定石なんだな。
閉館間際の三街会館へ。
天井から吊るされ、円錐状に連なる巨大なうずまき線香と、その煙でいぶされた空間に圧倒される。




營地街市熟食中心
夕食をどうしようか迷っていたら、セナド広場近くに市場の上階を利用した營地街市熟食中心というフードコートがあると知り、行ってみることに。

暗い入り口からエスカレーターで上階へ上階へ。
エスカレーターがぐわんぐわん揺れる。
建物も明らかにめちゃくちゃ古いし、エスカレーターが落ちそうでちょっとこわかった…。
ほんとうにこの上に上がって行っていいのかわからないままどんどんあがっていくと、ぽつぽつと明かりがついているフロアに出た。
19時過ぎていたので、もう店じまいしているところも多かったけれど、数店はまだ営業している様子。
いちばん手前の手近なお店を覗いてみると、ご店主が片言の英語で熱心に売り込みをかけて来てくれたので、ここで食べることに決定!

メニュー表を見ながら、酸っぱい高菜漬と鶏手羽の麺(雪菜肉絲麺)と、ご店主おすすめの揚げワンタン(炸雲吞)を注文。

もう店じまいするというご店主夫婦も、隣のテーブルで夕食を摂り始めた。

ご店主おすすめの炸雲吞は、できたてじゃないと美味しくないので作り置きができず、そのためメニューから外すお店が多くてどんどん食べられなくなってきているとのこと。
だからおすすめしてくれたんだね。
旅行で来ていること、どこへいくかまだ決めていないことをスマホの翻訳を使いながらお互いに話していたら、「珠海へ行ってみて!」とめちゃくちゃおすすめしてくれる。
すぐそこのバス停から路線バスに乗ってPortas do Cercoで降りて、こっち側の検問所を通過して、あっち側の検問所でパスポートを見せればもう珠海、中国だよ!

今回、丸4日あるうちの一日ぐらい、バスで香港へ渡ってみてもいいかなと思ってはいたけど、そうか、珠海か…。
香港からマカオへはわりと頻繁にキャンペーンが開催されていて、私の滞在期間中も、香港からマカオへの片道交通費がタダになるみたいだったけど、マカオから香港へ誘導するキャンペーンは無いんだよね。
マカオから香港へ往復日帰りする交通費を考えると、珠海へ行ってみるというのもお手軽&気楽で良さそう。
そんなこんなでとにかく親切なご店主夫妻、マカオのあれこれを紹介しながら、「明日はお店がおやすみだから、飲んでって!」とレモンティーをごちそうしてくれる。
ありがたい…。
よし、明日は珠海へ行ってみよう!
ご縁のあった人のおススメに、まちがいはないと信じているからね。
おわりに
そういえばこの日、宿の予約日数が間違っているトラブルに対するTrip.comからの連絡はなかった。
12/2までの5泊で決済済みなのに、宿には12/1までの4泊で確定していたトラブル。
このままだと最終日泊まるところがない!なんてこともありうるので、早く解決してほしいんだよな。
この日の「18時までに解決策を見つけるように懸命にとりくんでおります」というから待っていたのに…。
サポートチャットに文句と、必ず翌日中に解決するように書き込んで就寝。
頼むよー。
本日の旅の出納帳
マカオ5泊6日旅、2日目の旅費の記録。
円換算は概算で。
| 朝食(三元粥品専家) | 34MOP |
| 市政署ギフトショップおみやげ | 68MOP |
| 昼食(Lychee Bowl Restaurant) | 75MOP |
| エッグタルト(マーガレット・カフェ・エ・ナタ) | 6.5MOP |
| レモンティー(大堂圓夢間) | 18MOP |
| ペットボトル水(ドラッグストア) | 5MOP |
| 夕食(Kitty美食) | 49MOP |
| 255.5MOP(約6,100円) |
