7月に、青森・秋田で乗り鉄旅してきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは最終日、4日目の記録。
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4日目:JR五能線(不老ふ死温泉、十二湖、大間越海岸)
6時過ぎに荷物をまとめて階下へ降りる。
前日に「6時51分発の鉄道に乗るので、朝ごはんをいただけるようであればそれまでに」とお願いしておいた。
目玉焼きやハムの載ったプレートと、海苔や納豆にごはんとお味噌汁の朝ごはん。
おいしかったあ。
おかーさんにお礼を言って、宿を後にする。

これからもどうぞお元気で。
最後に千畳敷をもう一度ながめる。




きれいだったなあ。
06:51 千畳敷駅 → 艫作駅(JR五能線)
千畳敷駅から、五能線に乗り込む。
旅程を立てているとき、千畳敷のあとどうするかをGoogleマップを眺めながら考えていた。
十二湖に行きたいし、海辺の露天風呂が有名な不老ふ死温泉にも行ってみたい…。
公共交通機関の時刻表をあれこれ調べていたら、最適解が見つかった。
JR五能線の艫作駅から歩いて不老ふ死温泉へ行けるし、その不老ふ死温泉から十二湖へ行く路線バスが出ているではないか!!!
ハイ、決まり。
07:36、艫作駅着。
08:00 不老ふ死温泉 日帰り入浴
艫作駅から歩いて、不老ふ死温泉へ向かう。
ぽつりぽつりと建つ民家を抜け、五能線の踏切を渡り、海の方へ海の方へと下っていく。
艫作駅の前に「お電話ください、2分でお迎えにあがります」と書かれた不老ふ死温泉の看板があったけど、30年ぐらい前の話でしょーねと思ってトコトコ歩いていった
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 18, 2025
よい景色だった pic.twitter.com/DfbOdBBmLD
期待が高まる~!
15分ほどで、不老ふ死温泉に到着。
事前にかるく調べた限りでは『繁忙期の日帰り入浴は朝8時から営業』とあったから、わざわざ早朝から鉄道と歩きでここまで来たけど。
ほんとうに8時から入れるのかな…。
一抹の不安を覚えつつ入り口のドアを入ると、ちゃんと開いてた!入浴チケットも買えた!
まず内湯で身体を洗い、再度衣服を身に着けた状態で海辺の露天風呂への廊下を通り、出口でスリッパを履き替えて脱衣籠を持ち、建物の外へ出て露天風呂へ向かう。
女湯入り口から入ってささっと服を脱いで脱衣籠に入れ、黄金色の湯に満たされた湯船にざぶんと浸かる。
露天風呂は、男湯女湯への入り口側をぐるりとよしずで囲ってあるだけで、海に向かっては遮るものがまったくない、開放空間。
ざぶざぶと波が打ち寄せる岩場の向こうには、漁をしているらしい小舟が海原を横切っていくのがちいさく見える。
男湯の方からは人の声が聞こえるけれど、女湯はわたしひとりだけ。
は~~~、きもちいい!!!
来てよかった!!!
艫作駅から徒歩約15分、「不老ふ死温泉」へhttps://t.co/E4SDGjjeCf
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 18, 2025
海辺に張られたよしずの囲いの中で、朝8時から入る、黄金色の温泉
湯船からは、海の遠く向こうにふつーに漁船が通っていくのが見えて、開放的で気持ちよかった🥳(当然写真撮影不可) https://t.co/plkOoH4HKf pic.twitter.com/AlJd2cVnWL
小一時間湯船でのんびりし、受付近くの休憩スペースでお茶をいただいて畳にごろんと寝転がったりしたあと、海岸の遊歩道へ出てみる。
千畳敷とはまたちょっとちがう、ごつごつとした岩の連なりが続く。

野点セットを広げて一服などしつつ、のんびり過ごす。
さて、そろそろバス停へ向かうかなー。
ホテルのエレベーターをあがり、長い長い渡り廊下を歩いてホテルの中を抜け、本館エントランス前のバス停に到着。
10:00 不老ふ死温泉前 → 奥十二湖駐車場(弘南バス・十二湖線)
10時、やってきた路線バスに乗車。
途中、遊園地のような、だけど人っ子一人いないぽかーんとしたバス停に停車。
2020年で閉鎖したんだね。
のぼりがはためいている物産館だけは開いているようだったけど、山の斜面に沿って敷かれたモノレールもなにもかも、時間が止まったようにしーんとしていて物寂しさが募った。
そこから先は、高台から海を見下ろす景色が美しい車窓が続き、こんな時間を過ごせるのも路線バス旅の醍醐味だなーと感じ入る。
10:45、奥十二湖駐車場バス停着。下車。
11:00 十二湖散策(青池、沸壺の池)
バス停前の物産館に立ち寄って、十二湖周辺の散策路の通行止め等情報を確認する。
結構あちこちが土砂崩れ?等で寸断されてるんだな…。
まあでも行ける範囲をのんびり歩けばいいや。
遊歩道を歩き出すと、すぐに左手に鶏頭場の池が見えてきた。
大きい。しずか。
クマもいそうだよな…。今回クマ鈴持ってこなかったな…。だいじょうぶかな…。
10分かそこら歩いたところで、すぐに「青池」の標識が出てきた。
あの有名な青池、こんなにアクセスが近いのかとちょっとびっくり。

青森県
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 19, 2025
十二湖
青池 https://t.co/RQbiwltexy pic.twitter.com/HO20uf0DOL
こういう「青く見える池」ってわりと全国あちこちにあって、でも行ってみると想像していたような色には全然見えないことが多いんだけど、十二湖の青池はほんとうにふつーに肉眼で青く見えた。
すごー!
どういう仕組みなのか、青く青く見える水はその実とても透き通っていて、ゆうゆうと泳ぐ魚の影もくっきり見える。
展望フロアへ上がってくるひとくるひとみんな、一様にその青さに見とれている感じ。
せっかくなので野点セットを広げて一服。
お茶を飲みながら青さに浸っていると、後ろを通ったグループの女性が「この先にある沸壺の池もきれいですよ!」と教えてくれた。
あら、それはぜひ行ってみなければ。
女性たちがのぼっていった階段を辿っていくと、ぽっかりとした広場に出た。
…けど、その先がよくわからない。
同じく、地図を手に途方に暮れている若い女性と目が合う。
わからないですよね、こっちに行ってみましょうか。
一緒に歩き出す。
東京から来て不老ふ死温泉に一泊し、ここまでバスに乗って来たという女性、そういえばバスの中で姿を見かけたなあ。
袖振り合うも多生の縁、おしゃべりしながら山道を歩くこと10分ほど。
沸壺の池に到着。

青森県
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 19, 2025
十二湖
沸壺の池 https://t.co/RQbiwltexy pic.twitter.com/6wc6E9jO85
いやー、こっち、さっきの青池よりもさらに青く見えるんだけど!!!
しかもさらに透き通った青!!!
ここまで歩いて来てヨカッタネーー!と言いあう。
山道をさらに進み、先ほどバスで上がってきた道路に合流。
がらーんとしたビジターセンターを冷やかし、もう一度沸壺の池と青池方面を通って、バス停へ戻ってきた。
物産館で軽食を買い、二人並んで昼食。
もう一本後のバスで十二湖駅へ降り、JR五能線の特急でこの後青森、十和田湖へ向かうという彼女と別れる。
お名前も何も存じませんが、またいつかどこかで!
14:00、奥十二湖駐車場前バス停から路線バスに乗車。
14:15、十二湖駅前バス停で下車。
15:12 十二湖駅 → 鷹ノ巣駅(JR五能線、JR奥羽本線)
十二湖駅で1時間ほど過ごし、15:12 東能代行きJR五能線に乗車。
ここからの五能線の車窓は、ほんとうに絶景つづき。


特に大間越海岸あたりは、曲がりくねった海岸線と、ごつごつした岩が立ち並ぶ海を見下ろすように鉄道が走る格好で、それはもうすばらしいビューポイントとなっている。
夏の日差しでギラギラと光る、日本海。
千畳敷の民宿のおかーさんが、こちら側の冬は風が強すぎるし平地がないから雪が積もらないんだと言っていた。
冬に来たら、またまったく違う雰囲気なんだろうな。
そもそも今回の旅程は、今年の2月に予定していたものだったのだけど。
五能線と津軽鉄道ストーブ列車と弘南鉄道黒石線と弘南鉄道大鰐線を乗りまわる旅程をうきうき組み立てたのに、大寒波予報で五能線も奥羽本線も動かなくなる可能性とのことで、今回は自制🙏
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) February 5, 2025
冬ならではの旅程、冬ならではの理由でポシャる https://t.co/XZ9PN1DWIH
大寒波予報で、断念したのでした。
タイミングが合えば、冬にもまた乗りたいな(懲りてない)。
16:17、東能代駅着。
JR奥羽本線に乗り換えて、16:21、東能代駅発。
16:47、鷹ノ巣駅着。
17:00 鷹ノ巣駅前 → 大館能代空港(空港リムジンバス)
鷹ノ巣駅前から、大館能代空港行きのリムジンバスに乗車。
大館駅から乗って来ているのであろう乗客で、ほぼ満席に近い。
15分ほどで大館能代空港に到着。
到着したとたん、ANA機の機材到着遅れでの遅延がアナウンスされる。
18:15発の予定が40分ほど遅れるらしい。
最近羽田空港が混みすぎなのか、こういうことが本当に多い。
しかも、こういう地方の小さい路線からの着陸は、ターミナルからめちゃくちゃ遠い降機になるんだよなあ…。
めんどくさ。
18:50、大館能代空港発。
20:05、羽田空港着。
おつかれさまでした。
(案の定、めちゃくちゃ遠い場所での降機だった 笑。)
おわりに
弘南鉄道弘南線、弘南鉄道大鰐線、津軽鉄道に乗り、JR五能線をついに乗り通した旅となった。
…んだけど…。
青森は、まだまだ乗りたい鉄道があるんだよなー。
また行きます。
本日の旅の出納帳
青森・秋田3泊4日の旅費、4日目発生分の記録。
千畳敷駅→艫作駅(JR五能線) | 590円 |
日帰り温泉入浴料(不老ふ死温泉) | 1,000円 |
不老ふ死温泉前→奥十二湖駐車場(弘南バス) | 810円 |
昼食(森の物産館キョロロ) | 570円 |
青森紅王菓(森の物産館キョロロ) | 248円 |
十二湖青池ゼリー(森の物産館キョロロ) | 660円 |
青森りんごスティックケーキ(森の物産館キョロロ) | 810円 |
深浦町雪人参ジュース(十二湖駅) | 180円 |
十二湖駅→鷹ノ巣駅(JR五能線、JR奥羽本線) | 1,520円 |
鷹ノ巣駅前→大館能代空港(リムジンバス) | 290円 |
いぶりがっこチーズ「け」(ANA FESTA) | 648円 |
高清水デザート純吟(ANA FESTA) | 459円 |
桃豚いぶりがっこ塩炒め定食(大館能代空港) | 1,300円 |
9,085円 |
3泊4日合計 39,392円(9,848円/日)