モンゴル

【モンゴル7泊8日旅】持って行ってよかったもの、持って行けばよかったもの

モンゴル7日8日旅のパッキング

先日、モンゴルへ行ってきました。

遊牧民のゲルで3泊、馬に乗って出かけて行った先の草原のテントで2泊、ウランバートルのゲストハウスで2泊の、7泊8日旅。

8日間のうち6日間は水道なし、水洗トイレなし、お風呂はもちろんシャワーもなし。

日中は太陽がジリジリ照り付けるけれど、朝晩は凍える寒さだった今回の旅で、「持って行ってよかった!」と思ったものと「持って来ればよかった…」と思ったものを、まとめておきます。

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モンゴル旅行に「持って行ってよかった!」もの

衣類編

2025年8月中旬のモンゴルは、日中の最高気温が15℃前後、朝夕は相当冷え込んだ。

ある1日はほぼ朝から晩まで雨、そのほかの日も日に一度はかならず雨が降った(パラパラ程度の時もあれば、ザーッと本降りの時もある)ような天候。

遊牧民のゲルやテントに泊まっている6日間は一切入浴できないし、もちろん洗濯もできないので、着替えは最低限でいいという想定で準備していった。

持って行った衣類は2組、成田から着ていった服一式をあわせて全3組。

当初は「日中着る服」と「夜寝る際の服」を分けてローテーションし、最後にウランバートルの宿で成田から着て行った服を洗って、それを着て日本へ帰って来るつもりでいたのだけど、ゲル泊が始まったらあっという間にローテーションは放棄した。

日中は気温が上がるが、とにかく乾燥しているのでまったく汗をかかないし、寝袋にもぐりこむだけならもう「日中着る服」そのままでいいや…朝起きてもそのままでいいや…どうせ汗かかないし…となる。

結局6日間同じ服で通してしまったし、下記にあげる衣類で「暑さ寒さ」と「におい」にだけ対応できれば、それでわたし自身は(一緒にいた夫も)特に問題を感じなかったというのが正直なところ。

ウールレギンス

ワークマンの薄手ウールスレギンスをずっと履いていた。

気温が上がっても肌触りがさらっとしているし、気温が下がれば薄手ながらあたたかいし、なによりウールはにおいにくい。

6日間履いてたけど、平気だったよ!!!

(ワークマンのウールアンダーウェア、ひょっとしてもう扱いがない?かも)(モンベルにもある、高いけど)

カップつきタンクトップ

下着はずっとコレ。

締め付け感がないので、日中も夜も着っぱなしで気にならない。

ラク~。

ウールソックス

靴下は、モンベルの中厚手ウールソックスを6日間履き通しちゃった。

蒸れないし、べたつかないし、あたたかいし、におわない。

ライトダウンジャケット

パタゴニアのライトダウンジャケット、ダウンセーター

朝夕はもちろん、就寝時も寝袋の中でずっと着ていた。

8月中旬の寒さとしては、ライトダウンジャケットぐらいでちょうどよかった。

レインウェア上下

雨具というより防寒具として、登山用の上下別になったレインウェアが大活躍。

朝夕は、上半身:カップ付きタンク+ウール長袖T+UVカットパーカ+ライトダウンジャケット+レインウェアジャケット、下半身:ウールスパッツ+アウトドアロングパンツ+レインウェアボトムスで寒さをしのいだ感じ。

薄手のものを重ねて保温し、上からレインウェアでカバーして熱を逃がさない。

レイヤリング、重要!!!

あと、馬に乗っている際、馬が道の脇の茂みにからだを摺り寄せて歩いたりして、木の枝にガッサガサひっかかれながら進むことが多かったので、レインウェアを着ていないと傷だらけになると思う。

※モンベルなら、こんなジャケット&こんなボトムスって感じかな。

サニタリーアイテム編

トイレはフルオープンエア方式、シャワーや入浴は一切できないという環境で6日間、いかに身体を不快でない&必要最低限な衛生が保たれた状態にするか(それもできるだけ少ない荷物で)を、かなり考えて準備していった。

自分的には、ほぼ満点のラインナップだったと思う。

持ち運びしやすいトイレットペーパー

モンゴルの遊牧民ゲルで使用しているトイレは、草原に掘った大きな穴に渡した二本の板の上に立ち、穴へ直接排泄する形式。

もちろんトイレットペーパーを置く場所なんてない(それどころか壁やドアもない)ので、トイレットペーパーはこのかたちで持って行き、首に掛けて使うのが吉。

いにしえの旅行者はみんなこれやってた(はず)。

便利だよーー!

おしりセレブ

シャワートイレもシャワーもないので、夫とわたしそれぞれひとパックずつ「おしりセレブ」を持参。

ふたりとも、おしりはもちろん、就寝前にこれで全身を拭いてた。

スクワラン、コラーゲン、ヒアルロン酸が使われているので、拭き心地なめらか。

アルコールや清涼成分が入っていないので、全身どこにでも使える。

おしり拭きとからだ拭きを別々に持って行くと、それだけ荷物がかさばっちゃうのでね…。

おしりセレブひとつあれば十分。

シートマスク

水道の蛇口をひねればお水が出てくる日本のような環境ではないので、「洗顔料で顔を洗って化粧水をつけてクリームを塗って…」みたいなスキンケアは到底ムリ。

おしりセレブで顔をやさしく拭き、シートマスクを貼っておく。

ひとつで済むので荷物はかさばらないし、機内手荷物持ち込みの液体量上限も気にしなくてもいいし、ケアも楽ちん(これをケアと言うかどうかは別にして)。

日焼け止めジェル

年齢肌のことを考えると日焼けは極力避けたいけれど、上記のような環境下で、しっかりとした化粧落としや洗顔などはどだいムリなので…。

日中は、肌に負担が少なそうな(感覚でしかないけれど)日焼け止めジェルを、とにかくこまめに塗ることだけを意識。

夜はおしりセレブで顔を拭き、シートマスクを貼る。

朝起きたら日焼け止めジェルを塗る。

日中もとにかくこまめに日焼け止めジェルを塗る。

日焼け止めジェルとおしりセレブとシートマスクは、3つでワンセットのシステム。

水が使えない状況でも、最低限の荷物で、最低限のケアをしたつもり。

おりものシート

下着は、モンベルのジオラインのものを使用。

ジオラインのウェアはとにかく速乾性が高いのが特徴なのだけど、今回は洗濯すらできないわけで…。

ということで、おりものシートを持って行った。

ジオラインの下着におりものシートをつけておき、シートだけを取り替える。

就寝時はおしりセレブで拭いてさっぱりとさせ、新しいおりものシートに取り替えて寝る。

何度も書くけど、ほんとうに乾燥していて汗をかかないので、こういう運用で顔もからだも特に不快感はなかった。

食べもの編

ここからは、持って行ってよかった食べもの編。

あれこれ持って行ったんだけど、その中でも以下のものがとっても良かった。

井村屋 わらびもち

下をぎゅっと押すと上からちゅるっと出てくる個包装で、ぷるぷるもちもちの食感とぶどう味のさっぱりした甘みと酸味がめちゃくちゃおいしかった。

海外では得難い食感と味。

コンパクトだし、食べやすいし、保存に気を使わなくていいしで、この先の海外旅行にもぜったいに持って行こうと思った。

グミ

ブルボンのフェットチーネグミをフレーバー違いでいくつか持って行ったら、気分が変わってとても良かった。

これも、海外では得難い食感と味。

柿の種

モンゴルの人たちにあげようと思って小分けパックを買って持っていったのだけど、日本人はわりとみんな柿の種を持ってくるらしく、現地の人たちもちょっと「あ、またこれだ…」みたいな雰囲気があった 笑。

ベビースターの小分けパックのほうがまだ感触がよかったので、柿の種が残り気味になり、のちのちそれがすごく助かった。

馬旅の際、最初の夜に夫が高熱を出して夜中に何度か吐き、翌朝には下痢も出てきて、テントにとどまって寝ていることになり…。

幸いにも翌日夕方には食欲が出てきたけれど、かといって食べ慣れない羊肉料理にはなかなか食指が動かない。

そんなときに、柿の種。

原料は米だし、ピーナッツも入っていて、カロリーは摂れる。

山に登るときにも「行動食」として持って行くようなものだしね。

柿の種、大変助かりました。

クノール フリーズドライスープ

お湯で戻すだけでふわふわ&とろみのあるたまごスープが摂れる、クノールのフリーズドライスープ。

これも、夫がずいぶん助けられた。

水分と塩分が摂れるし、気分も変わるしね。

(保温ボトル)

これは「食べもの」ではないのだけど、ワンタッチ開栓の保温ボトルは持って行って本当によかった。

もともとはモンゴルでも野点がしたくて、野点セットと一緒に持って行ったもの。

夜中に寒くて目が覚めた時にちょっとお湯を飲んで暖をとったり、手指をお湯で濡らしてちょっとさっぱりさせたり、夫が体調を崩した時には白湯として飲ませたり、フリーズドライスープを飲ませたり。

毎朝、ボトルを渡してお湯を入れてもらっておいて、とても助かった。

モンゴル旅行に「持って行けばよかった…」もの

ここからは、今回のモンゴル旅行中に「持って来ればよかったなー」と思ったもの。

道具編

ナルゲンボトル

前記の保温ボトルのほかに、ナルゲンボトルは持って行けばよかったと思った。

 

こちらは先ほどの保温ボトルとは別に、お湯を入れてもらって寝袋の足元に放り込んで湯たんぽのように使いたかったなあと。

わたしは、現地で借りた寝袋の中に、カミーノにも持って行った薄手のダウン寝袋をインナーシーツ的に入れて二枚重ねで使っていたのだけど、それでも足が冷たくて冷たくてなかなか寝入ることができなかった日が何日かあった。

夫がお腹の調子をこわしたときも、ナルゲンボトルさえあればお湯を入れて湯たんぽにしてお腹にあててあげられたのになあと思った。

もちろんふつうに飲料水を入れて、日中の水分補給に使うこともできるしね。

荷物の中で潰れてほしくないものを入れておく、保管容器としても使えるしね。

持って行くべきだった。

アウトドア用マグカップ

体調不良の夫がフリーズドライのスープを飲んだりお湯を飲んだりする時に、わたしの野点セットの抹茶碗が役に立った。

フォールドアカップ程度でよいので、マグカップ的なものはそれぞれひとつずつは持っているべきだなあと思った。

おりたためるものならば、かさばらないし。

カトラリー類

モンゴルの食事は、ボウルに料理が盛られ、そこにフォークもしくはスプーンが添えられて出てくることが多い。

そのほかにも、切ったスイカやトマトを出してくれることがあり、その時はカトラリーは出てこない。

手で持って食べればよいのだけど、水道の水でじゃぶじゃぶ手を洗うことに慣れている日本人としては、何日間も除菌ウエットティッシュで手指を拭いているだけの手でたべものを直に持つことにちょっと抵抗があるのも事実で…。

最後ウランバートルの宿に着いて、外食に出て行くのもめんどくさくて、宿の下のちいさな個人商店でカップ麺を買った時にも、「あ、お箸貰い忘れた…!」「いや、日本じゃないんだから無料でお箸なんかつけてもらえるはずもなく…どうやって食べよう…」となった。

この時は、幸いにもパッケージの中に折り畳み式のフォークが入っていて(奇跡!)助かったけど。

アウトドア用のおりたたみ式カトラリーのひとつぐらい、持って行った方がよさそう。

食べもの編

海外でもあまり食べ物に困るタイプではないのだけど、今回「持って来ればよかったなあ」と思うものはいくつかあった。

サイゼリヤ やみつきスパイス

わたしは、サイゼリヤの羊肉の串焼き「アロスティチーニ」が大好き。

羊肉ばかりの食事になるだろうモンゴルへは、あのアロスティチーニに添えられているあのなんだかよくわからないけどやたらおいしいスパイス「やみつきスパイス」を絶対に持って行こう!と思っていたのに、買い忘れて行ってしまった…。

今回、同行者でお金を出し合って羊を一頭まるごと買って、遊牧民にその場でさばいて料理してもらうという貴重な機会があった。

あの時に出してもらった内臓各種の塩ゆでやホルホグに「やみつきスパイス」を振ったら、味変でまたさらに別のおいしさもあじわえただろうと思うし、それ以外の普段の食事も全部羊風味だったので、それも味変で気分が変わってよかっただろうと思う。

…と、今調べたら、「やみつきスパイス」って持ち帰り販売は終了していたのね…。

ということなので、現地で一緒になった中国駐在経験のある男性が「それってカルディで売ってる”羊名人”とは違うんですか?」と言っていた”羊名人”を記録に残しておきます(似ているか似ていないかは使ったことがないのでわかりません)。

こんど買ってみよう。

ドリンク類(ほうじ茶ティーバッグ、インスタントコーヒー、コーラ粉末、スポーツドリンク粉末)

モンゴルの食事は基本的に「羊肉とちょっとの野菜の入った焼きそば、羊肉とちょっとの野菜の入った汁麺、羊肉とちょっとの野菜の入った炒飯、羊肉とちょっとの野菜の入ったリゾット」の繰り返しっぽいし、お茶と言えば「ちょっとの茶葉とミルクと塩で淹れたうすーいミルクティー的なスーテーツァイ」という感じなので、日々いろんなものをいろんな味付けで食べることや苦みや渋みのあるお茶で口内をさっぱりさせることに慣れている日本人には、なかなか重たいものがある…。

わたしは野点セットとして抹茶を持って行っていたので、時折それを飲むことで気分が変わっていたけれど、それでもほうじ茶ティーバッグぐらいは持って来ればよかったなと思った。

夫は、インスタントコーヒーとコーラ粉末を欲していたし、体調を崩した際にはスポーツドリンクの粉末を持って来ればよかった…とうなされていた。

たしかに、スポーツドリンクは旅行時の非常用として持って行くのはアリかも!

コーラ粉末ってナニ???と思ったら、こういうものだそうです(ここまでしても炭酸飲料を飲みたい気持ちはちょっと理解できないけれど…)。

おしまい。

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