7月に、青森・秋田で乗り鉄旅してきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは2日目の記録。
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2日目:弘南鉄道弘南線(柏農高校高校前駅・田んぼアート駅・田舎館駅・黒石駅)、弘南鉄道大鰐線(大鰐駅・金魚ねぷた列車)
ハイパーヒルズ弘前は、朝食つき。
前回の宿泊時にも頂いたけど、これがちょっと不思議なぐらいおいしいのです。
きわめてスタンダードなビジネスホテルのバイキング朝食、なんだけどね。
つくってる人が上手なのかなあ。
おなかいっぱい、ごちそうさま。
今回もここに連泊出来たらラクだったんだけど、二泊目は満室だったので、この日は同じ弘前で別宿へ移動することになる。
荷物をまとめてチェックアウトし、弘前駅へ向かう。
08:08 弘前駅 → 柏農高校前駅(弘南鉄道弘南線)O
弘前駅から、弘南鉄道弘南線に乗車。


柏農高校前駅で下車。
かわいい駅舎を田んぼ越しに愛でる。

雲が出てきて、向こうにドーンと見えるはずの岩木山のすがたは隠れてしまった。ざんねん。


しかしかわいい駅だな。
駅舎のベンチにずっと座ってスマホをいじっていた女性、列車を待っていると思っていたのだけど、ふと気がついたらいなくなっていた。
ちょっと座ってのんびりできる駅、いいな。
08:57 柏農高校前駅 → 田んぼアート駅(弘南鉄道弘南線)
色違いの稲を使い分けることで絵を描く、「田んぼアート」。
いちばん大きな田んぼアートの第一会場は弘南鉄道線からちょっと離れたところになるので、田んぼアート駅すぐそばの第二会場を見ていくことにした。
田んぼアート駅で下車すると、60代を超えて見えるような年齢の男性がぞろぞろと、先へ先へと歩いていく。
…みんな田んぼアートを見に行くのか…???
そんなに興味がありそうな層にも見えないけど…。
と思ったら、どうやら競馬の場外馬券売り場がそばにあるらしかった。
…だよね 笑。
300円の入館料を支払って、田んぼアートがよく見えるというタワーに登る。
猿賀神社まではちょっと行けなかったなあ…🚶
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 17, 2025
柏農高校前駅と田んぼアート駅は行きました🛤️(田んぼアート駅は平川ではないですね) pic.twitter.com/wQGDoaWUUw
おおー!
地面から見ても何が何やらだったけど、この高さからだと全体的な絵がぜんぶきれいにはっきり見える。
正直、稲で絵を描いてそれが何…?なんて思う気持ちがあったけど、実際に見てみると、短い夏をおもいっきり享受する津軽のひとたちの気持ちが伝わって来るようで、それがすごくよかった。
09:45 田舎館駅で野点
田んぼアート駅を出て、のどかな田んぼ道から民家が並ぶ小さな集落を抜けつつ、田舎館駅へ歩く。
このアーティスティックな駅舎、いつか絶対に来てみたいと思ってきた駅だったのです。







誰もいなくなった駅舎のベンチに野点セットを広げ、一服したり。
この駅舎のアートをニュースで初めて見た時は、なんだかまがまがしいというかおどろおどろしいイメージだったのだけど、実際に目にしてみるとほっこりあたたかくかわいらしい雰囲気で、よくぞこういうかたちで古い駅舎に新しい息吹を吹き込んでくれた!という気持ちになった。
10:20 田舎館駅 → 黒石駅(弘南鉄道弘南線)
終点、黒石駅で下車。

黒石のまちを散策するよー!

松の湯交流館で古きよき銭湯の雰囲気を、IRODORIでねぷたの美しさを、津軽こみせ駅で津軽三味線のライブを、鳴海醸造店で酒蔵のりっぱなお庭をたのしみながら歩く。

この「ルビンのこけし」、黒石のまちのあちこちで見かけてカワイイなと思っていたら、松屋銀座とのコラボとのこと。

津軽こみせ駅で尋ねてみたら、抽選販売とのこと。
入り口脇に応募シートがあったので記入して持っていったら、お店の人がおずおずと「これ、当たったらここまで受け取りに来てもらわなくてはいけないんですけど、だいじょうぶですか…?」と声を掛けてくれた。
おお…当たったら銀行振込か何かで入金して、そうしたら自宅まで配送してくれるものだと思い込んでいたよ…ネットショッピング脳に侵されきっておる…(応募シートをよく読みなさいよ)。
さすがに現実的ではないのであきらめる。ざんねん。
でも、現代的でほんとうにかわいらしいので、手に入るものなら欲しかったな。
それにしても、売り方、じょうずだね。
こういうかたちで地方の古い郷土玩具が知られ、支持されていくのはうれしい。
希望が持てる感じがする。
お昼時間になったので、すずのやで黒石やきそばをいただく。
声に出したくなる pic.twitter.com/oeFZaA24nE
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) August 3, 2025
素朴でおいしかった!
さて、そろそろ黒石駅へもどろう。
人っ子一人通っていない商店街に、突然のマネキングループ。
もうすぐ、お祭りの季節だもんね。

黒石のねぷたまつりも見てみたい。
またいつか来ます。
12:40、黒石駅発。
13:14、弘前駅着。
13:30 中みそでランチ
弘前駅から足早にヒロロへ向かう。
前回スキップしちゃったし(もともと味噌系があんまり好きじゃない)、でもそのあと中三ごと無くなっちゃった…!からの復活…!と聞いていたので、満を辞して食べに行ったんだけどね…
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 17, 2025
ざんねん https://t.co/Qhb3T79Ucr pic.twitter.com/F9NPTB3J5T
うううううーーーーーん、口にあわなかった。
どうしても食べきれなくて、小サイズなのに半分ぐらい残しちゃった。
ごめんなさいね。
14:30 中央弘前駅 → 大鰐駅(弘南鉄道大鰐線)
ヒロロから歩いて中央弘前駅へ。

2年前に弘前に来た際、線路の不具合で大鰐線が全線運休になっていて乗れなかったので、今回ここへ来られてとてもうれしい。

列車は住宅街の中をとことこ走り抜けていく。

扇風機がぶーんと鈍い音を立てながら、車両の中にこもった熱い空気をひたすらぐるぐるかきまわしている。

冷房なんてついてないよ。
だがそれがいい。
いつのまにか窓の外は、りんご畑りんご畑りんご畑の連続に。

(ところで、このかわいいコはなんでしょう…?)
15:04、大鰐駅に到着。

かつては温泉街への駅として、ずいぶんにぎわっていたんだろうか。


ひとびとのメインの移動手段がまだ車ではなかった時代、まちとしての弘前から出て非日常感を味わえる、ちょうどよい距離感の場所だったんだろうな。
15:15 大鰐温泉散策
駅を出て、散策開始。

若松会館という公衆浴場の前を通ったら、中から番台さんとお客さんが話しているらしき会話が聞こえてきたけど、津軽弁(?)だったので何を言っているのかはぜんぜんわからなかった。
そういうのもまたたのしい。
あー、旅に来てるなあって思う。



あっという間に大鰐のまちを一周してしまった。
駅前に戻り、Craft&Cafe RAITOに入る。
大鰐温泉駅前
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 17, 2025
Craft&Cafe RAITO
アップルパイ(サンふじ)+大鰐ブレンドコーヒー
1,000円
アップルパイ、中にカシスが入ってて、甘酸っぱくてとてもおいしかった🍎 https://t.co/Jz4Bl6iW9A pic.twitter.com/IrR18Ob6pb
ここのアップルパイ、甘酸っぱくておいしかった!!!好き!!!
オサレミュージックがゆったり流れるカフェの隣りのブースのおみやげやさんでおばあちゃん二人がずーっと世間話しててその方言がまた音楽みたいに聴こえて大変よい
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 12, 2025
店内はこぎん刺しや漆塗りの雑貨、やきものの器など津軽の工芸をベースにしたおしゃれなクラフト品が並んでいて、それを眺めながらちょっとゆっくり過ごさせてもらった。
さて、いよいよ鰐comeへ。
大鰐町営の施設で、地域交流センターとしての多目的ホールに道の駅的な産直、食事処、そして日帰り温泉と休憩コーナーなどのコンプレックスになっている。
日帰り温泉利用料、550円。
ときおり鉄道の行き来する音が響いてくる露天風呂が気持ちよく、家族でやって来たらしい地元のひとたちの会話をBGMに、ゆったり1時間ほどお湯に浸かる。
18:30 大鰐駅 → 中央弘前駅(弘南鉄道大鰐線 金魚ねぷた列車)
18時、温泉を出て、大鰐駅へ向かう。
毎年夏に運行される、弘南鉄道大鰐線の金魚ねぷた列車。
これにどうしても乗ってみたくてここへきて、これにどうしても乗ってみたくて夕暮れまで待っていたのよね。



乗車!



【青森・秋田3泊4日乗り鉄旅】
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 14, 2025
①弘南鉄道黒石線
(弘前⇄黒石)
②弘南鉄道大鰐線
(中央弘前⇄大鰐)
③津軽鉄道
(津軽五所川原⇄津軽中里)
④JR五能線
(川部→五所川原→千畳敷→艫作→十二湖→東能代)
やっと乗れた!
楽しかった!
(そしてやっぱり雪の季節も乗りたい) https://t.co/Amz1GSFoP6 pic.twitter.com/biFnNlIlDe
中央弘前駅に近づくにつれだんだん陽が落ちてきて、ほの暗くなった車内で金魚ねぷたの灯りだけがゆらゆらふわふわ揺れる。

絵本の中の世界にでもいるような夢心地で胸がいっぱいになり、ちょっと涙がにじんできてしまった。
儚い美しさ。
19:05、中央弘前駅に到着。


この駅も、この路線も、この列車も、2027年度末にはなくなってしまう。
さびしいな。
乗る人が圧倒的に足りていないんだから、しかたないけど。
いくら惜しむ気持ちがあっても、こんな風に一度や二度だけ乗車しに外からやってくるだけの人間に、とやかくいう資格はない。
19:30 「料理とお酒 まさ」で夕食
中央弘前駅を出て、まっくらになった中三百貨店の前を通りながら、夕食を食べられそうなお店を探す。
あちらの居酒屋、こちらのバー、と覗いてみるけど、いまいち入店するまでの気持ちが出てこない。
…なんかもうめんどくさくなっちゃった。
確実に様子が分かっているところへ行こう。
朝5時半起きで弘南鉄道黒石線と弘南鉄道大鰐線に乗りまくってたのでなんかもう考えるのめんどくさくなっちゃって以前行っておいしかった定食屋さん「料理とお酒 まさ」を再訪。https://t.co/Z1gY34A9uS
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) July 17, 2025
おいしい焼きほっけ定食食べて豊盃飲んで宿にチェックインしてさっさと寝た。 https://t.co/Jz4Bl6iW9A pic.twitter.com/CNwH6z9hzU
安くておいしいんだもん、ここ。
今回もおなかいっぱい、大満足。
ごちそうさまでした。
20:30 オランドの二階へチェックイン
予約していたゲストハウス、オランドの二階へチェックイン。
りんご箱で仕切られた室内にはちょこちょことさりげなくアートが配されていたりして、いまどきのおしゃれなリノベーションゲストハウスといった感じ。
女性用ドミトリーでベッドを準備し、シャワーを浴びて就寝。
おやすみなさい。
おわりに
乗りたいと思ってきた路線に乗りまくり、行きたいと思ってきた駅を訪れまくったいちにち。
明日も乗りまくり、訪れまくります。
本日の旅の出納帳
青森・秋田3泊4日の旅費、2日目発生分の記録。
弘南鉄道一日乗車券 | 1,000円 |
田んぼアート入場料 | 300円 |
日本酒「賜」(鳴海醸造店) | 650円 |
黒石やきそば(すずのや) | 650円 |
ねぷたのはじっこ3枚(circleこみせ) | 300円 |
こけしまんじゅう(おかしのオクムラ) | 216円 |
辛みそラーメン(小)(中みそ) | 750円 |
アップルパイ&大鰐ブレンド(Cafe&craft RAITO) | 1,000円 |
日帰り温泉入浴料(鰐come) | 550円 |
焼ホッケ定食&豊盃純米吟醸(まさ) | 1,540円 |
素泊まり1泊(オランドの二階) | 4,700円 |
岩木山オブジェ(オランドの二階) | 550円 |
12,206円 |