がんからの回復

【女性ホルモン低下・更年期障害】骨粗鬆症治療ってどの科が専門科か、ご存知ですか?

骨粗鬆症の治療薬、メノエイド、ボナロン、カルフィーナ

わたしは17年前、いま高校生の娘がおなかにいた時に、がんを発症しました。

すっきり、さっぱり。ヌー
はじめまして、あらためまして、自己紹介。はじめまして、もしくは、あらためまして このブログ、「すっきり、さっぱり。」をお読みいただき、ありがとうございます。 n00...

娘を帝王切開で出産後、9か月ほど入院治療して退院し、いまに至ります。

おかげさまでここまで再発もなく元気に暮らしていますが、実はそのときの治療の副作用によりずっと生理のないいわゆる「早発閉経」状態。

「こうやって生きることができているのだから、生理がないぐらいどうってことない」。

そんな思いもあって、早発閉経が自分の体におよぼす危険性をきちんと認識するのに時間がかかりました。

女性ホルモン足りなすぎ!アラフォー主婦の骨粗鬆症。検査と、結果と、これからについて。きょうは、「アラフォー主婦、女性ホルモン枯渇による骨粗鬆症(こつそしょうしょう)確定...。骨粗鬆症の検査項目と、結果と、これからについ...

ようやく事態を把握して治療を開始したのが、ほんの1年半ほど前です。

きょうはわたしが受けてきた骨粗鬆症治療とその後の経過、そして、閉経後におこりうる女性ホルモン不足による骨粗鬆症の専門科は一体どこか?について。

女性ホルモン不足による骨粗鬆症の治療と経過

わたしの骨粗鬆症が明らかになり治療を受けるようになったのは、以下のような流れから。

  1. レディースクリニックで子宮がん検診を受ける
  2. レディースクリニックの問診で抗がん剤の副作用による早発閉経であることが明らかになり、骨密度の測定と血液検査を勧められる
  3. レディースクリニックにて、検査の結果女性ホルモンの数値が低すぎて骨粗鬆症の危険度が非常に高いので、別途大学病院の整形外科を受診するように勧められる
  4. 大学病院の整形外科で骨密度測定検査、やはり同年齢女性の6~7割しか骨量がないことが判明
  5. レディースクリニックでホルモン治療、大学病院で骨粗鬆症治療をそれぞれ平行して継続受診
  6. 薬は、女性ホルモンパッチシール「メノエイド」を週2枚、骨粗鬆症薬「ボナロン」を週1度、骨粗鬆症薬をサポートするビタミン薬「カルフィーナ」を1日1錠

 

骨粗鬆症の治療薬、メノエイド、ボナロン、カルフィーナ

以上のように受診、治療をしてきました。

しかし、1年間薬を服用してきて大学病院で再度検査した結果、骨密度数値は上がったもの下がったものまちまち。

総合的には見事なまでの横ばいで、まったく変化がみられませんでした。

がっかり。

女性ホルモン不足による骨粗鬆症の専門科は、ない!

1年間服薬してきてまったく骨密度の数値に変化が見られなかったことについて、大学病院の整形外科では「年齢を重ねるごとに骨密度は落ちていくものだから、維持できているというだけでも結果が出ていると考えてよい」との見解でした。

わかる、わかるよ、わかるけど…。

そうはいっても、治療をしている以上数値がよくなってほしいと思うのはわがままなのでしょうか…?

その検査結果を報告がてらホルモン療法で継続してお世話になっていたレディースクリニックを受診したところ、担当の女性ドクターに意外なことを言われました。

「あのね、骨粗鬆症って、日本では明確な専門科というものがないんですよ。」

…え?

「整形外科はね、骨粗鬆症で折れちゃった骨や潰れちゃった骨には興味があるんです。でも、骨が折れる前、いわゆる予防としての骨粗鬆症の治療には興味がない。」

「わたしたち婦人科系も同じで、女性ホルモンが関係してるんだから診てよと言われるから診る。でも、専門ではないんです。」

ええええー!でもそういわれればそうかも…。

じゃあ、わたしはどうしたらいいの???

「産婦人科だけれども骨粗鬆症の権威でもある医師がいらっしゃる病院をご紹介できます。行ってみますか?」

行きます!

ぜひ紹介状をお願いします!

骨粗鬆症のプロの診察を受けてきました

わたしは神奈川県在住。

幸運なことに、紹介いただける医師のいらっしゃる総合病院は神奈川県の横浜市内とのことでした。

さっそく初診の予約をし、レディースクリニックからの紹介状を持って受診したのが4月。

そのときにレントゲン撮影、尿と血液の採取をしました。

5月、その検査の結果を待って二度目の受診。

  • レントゲンを見る限り、大腿骨、腰骨、背骨などに折れや潰れは見られない
  • 骨吸収マーカー1TRACP-5B(骨を壊して吸収する働きの数値)が高すぎるということはない
  • 骨形成マーカーtotal P1NP(骨を作る働きの数値)も低すぎるということはない
  • ビタミンKの充足状態を表すuc0Cの数値も正常
  • 尿の中にカルシウムが流れ出している形跡もない
  • よって腎臓に過度の負担がかかっている様子もない
  • 骨粗鬆症の治療として総合的に見て、いまの治療を継続していけばよいと言える
  • ただし、ビタミン剤「カルフィーナ」は1日1錠から1日2錠へ増やした方がいい

 

「総合的に見て、いままで放置していた分もろもろの数値が上がってくるのに時間がかかるだけだと思われるから、基本的に今の方針で治療を続ける。」

…説得力というか、納得感がハンパない…!

レディースクリニックでも大学病院でもいろんな検査をしてそれをもとに診察してくださってはいましたが、各検査数値の表すところとそこから考えられる身体全体への影響まで含めてこんなに体系的に説明していただけたのは、権威とまでされる医師ならではかと。

深い安堵感を覚えました。

閉経に向かう女性はみんな、同じことが起こるリスクがあります!

わたしのケースは抗がん剤の副作用で30歳で閉経し、しかもそれを15年も放置してきたという、骨粗鬆症としては非常に特殊な例ではあります。

でもこんな特殊なケースでなくても、女性は40歳を超えるころから女性ホルモンの分泌がどんどん少なくなり、50歳を過ぎるころから閉経に向かっていく人がほとんど。

一生涯若いときと同じ量の女性ホルモンを分泌し続けられる女性も、一生涯閉経しない女性もいません。

女性ホルモンが少なくなることで起きるホットフラッシュやイライラ、鬱々などの心身の不調は、更年期を迎える女性にとってとても大きな問題になってくる。

それと同じように、女性ホルモンが少なくなることで起きる骨粗鬆症で背骨や腰骨などの大きな骨が物理的に折れたり潰れたりすることは、著しく人生の質を損なうことにつながります。

40歳を過ぎたら適宜女性ホルモンの状態をチェックをし、骨粗鬆症のリスクも合わせて注視していくことの大切さを身を持って知った今回。

まずはぜひレディースクリニックなどの積極的な活用からおすすめしたいと思い、今回この記事にまとめてみました。

おわりに

治療の経過などはすべて、実家の母にも伝えています。

今年69歳になる母も、わたしと同じぐらいの骨粗鬆症の進行具合。

母の年齢にしてみれば相応といえば相応の数値ですが、かといってそのまま看過するのも落ち着かないらしく。

田舎から横浜まで出て行って、わたしの受診した医師をいちど受診してみようかな…などと言っています。

 

▼原因と経過に比べて現在の症状がかなり軽く済んでいるのは、食生活にそれなりに気を使ってきているせいもあるかなと思っています。そうであったらうれしい。

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