香川

【呉・讃岐3泊4日旅】3日目:クルーズフェリー呉~松山航路、JR予讃線、一鶴丸亀本店、丸亀城、猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)

ちょっと前のことになりますが、11月末に呉・讃岐へ行ってきました。

今回の旅程はざっくり;

  • 1日目(呉泊):大和ミュージアム、てつのくじら館
  • 2日目(呉泊):両城の二百階段、澤原家近世、長迫公園展望所、音戸の瀬戸、歴史の見える丘、アレイからすこじま、屋台あしあと(蔵本通りの屋台)
  • 3日目(琴平泊):瀬戸内海汽船クルーズフェリーSEA PASEO、予讃線、一鶴丸亀本店、丸亀城、猪熊弦一郎美術館MIMOCA
  • 4日目:こんぴらさん、琴平電鉄琴平線、予讃線、瀬戸大橋

という感じ。

きょうは3日目の記録。

 

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3日目:クルーズフェリー呉~松山航路、JR予讃線、一鶴丸亀本店、丸亀城、猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)

6時半に宿をチェックアウトし、呉港へ歩く。

きょうは、7時半に呉港を出発するクルーズフェリーシーパセオで四国の松山へ渡るよ。

…「渡るよ」と言いつつ、実はちょっと不安。

というのも、高速船ではないフェリーは人間だけの乗船の場合の事前予約は不可、出航の30分前から窓口で先着順の販売となるから。

満席だったら、チケットが買えなかったら、四国へ渡れない…旅程崩壊…。

心配でドキドキしながら、この2日間あちこちめぐって見慣れてきた呉のまちを早足で歩く。

7時少し前にフェリー乗り場に到着してみると、野球のユニフォームに身を包んだこどもたちとその父兄らしき一団で、早朝なのにずいぶんにぎやか。

…だいじょうぶかな…。

7時にチケット売り場がオープンしてみると、野球少年たちは江田島へ行くらしく、松山行きは特に混んでもいなかった。

スムーズにチケットをゲット。

よかったー!

07:30 クルーズフェリーシーパセオに乗船

7時半、出航。

前日、路線バスの車窓から見た日鉄工場跡地をかすめ、ループをぐるぐる回って上り下りした音戸大橋をくぐりぬけて、伊予灘へ出ていく。

呉 日鉄工場跡地
クルーズフェリー 呉~松山航路
クルーズフェリー 呉~松山航路

この音戸の瀬戸がなかったら、呉港への出入りはさらにかなり遠回りしなくてはいけないわけで、それを考えると呉港が実に「軍港」として理想的な地理的条件下にあることをあらためて実感する。

海はとにかくおだやかで、朝日に浮かぶ島々の影もうつくしく、見飽きない。

船内で朝食を摂ったり、甲板で野点セットを広げて一服したり。

クルーズフェリー 呉~松山航路
クルーズフェリー 呉~松山航路
クルーズフェリー 呉~松山航路
クルーズフェリー 呉~松山航路

09:25、松山観光港に到着。

本州から四国への2時間弱の船旅、超よかった。

09:43 伊予鉄高浜線で松山駅へ

松山観光港を大急ぎで飛び出る。

この後のことを考えると、09:45高浜駅発の伊予鉄高浜線に乗りたいんだよな…。

前回の松山旅で高浜駅までは来ているのだけど、高浜駅前からそのまま三津浜行きのフェリーに乗ってしまったので、高浜駅と松山観光港間の土地勘がまったくない。

この道路をひたすら行けば高浜駅に着くのは間違いないんだけど、距離感が分からないから焦る…。

冷や汗をかきながら早足で歩くこと10分。

高浜駅に到着!間に合った!

09:43、高浜駅発。

梅津寺駅や港山駅の見覚えある風景、あんしんする。

伊予鉄高浜線 梅津寺駅

10:01、大手町駅下車。

ダイヤモンドクロスの音をたのしんでから、松山駅へ向かって歩き出す。

前回来た時はまだ古い駅舎だった松山駅。

昨年秋に新しい駅舎が開業したとニュースで見て、もう一度松山駅に行きたいと思っていたのよね。

ぴっかぴか。

自動改札になってるし、かわいいおみやげ屋さんもあるし、木材をふんだんに使ったおしゃれなコンコースでとても素敵だった。

10:21 JR予讃線 特急しおかぜに乗車

10:21、特急しおかぜに乗車、しゅっぱーつ!

四国の北側をなぞって走っていく予讃線、いつか乗ってみたかった。

呉も行ってみたかったし、呉から松山へのフェリーも乗ってみたかったし、予讃線にも乗ってみたかったからこその、今回の旅程。

全部盛ったった!

は~しあわせだ。

12:26、丸亀駅着。

12:30 骨付鳥一鶴 丸亀本店でランチ

丸亀駅で下車、駅を出てすぐの一鶴丸亀本店へ向かう。

一鶴の横浜店は何度も行ったことがあるんだけど、せっかくだからやっぱり本店に行ってみたいじゃないですか。

むかーし初めて一鶴というお店を教えてくれたひとは、「丸亀のガード下のふっるい店で、食器もステンレスのお皿とかで全然おしゃれではないんだけど、骨付きとり肉がとにかくおいしくてー!」と言っていた。

あれから20年ぐらい経ち、訪れてみた一鶴丸亀本店はとてもおしゃれだった。

どこかのタイミングでリニューアルされたんだろうな。

日曜日のお昼時だったこともあって、お店の前にはなかなかの行列。

20分ほど待って、入店。

おやどり、おいしかった。

横浜店で食べるより、皮がパリッとしてた気がする(気のせいだろうけど~)。

13:30 丸亀城

一鶴を出て、丸亀城へ。

商店街を抜けて前を見ると、そびえたつような高い石垣の上にたつお城が目に飛び込んできた。

12月だというのに、この日も暑くて暑くて…。

ひいひい言いながら天守へのぼっていくと、やっぱり高いだけあって絶景!

こういうふうに讃岐富士や瀬戸大橋が見えるとはまったく想像せずに上って来ていたので、この景色が見えた時には思わず「うわ~↑」と声が出てしまった。

丸亀城、いいお城。

15:30 猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)

お次は、猪熊弦一郎現代美術館へ。

猪熊さんの線や色彩、好きなんだよね。

そしてこの美術館の建物は、鈴木大拙館土門拳記念館と同じ、谷口吉生建築。

すっきりとシンプルで、あたたかくてあかるい。

猪熊作品、『GETA』。

猪熊弦一郎現代美術館 MIMOCA

猪熊は小学生の頃に、丸亀市にある土器川で、流された下駄を追って溺れかかっていたところを地元のおじさんに助けてもらいました。
《GETA》には故郷への感謝の気持ちが込められています。

MIMOCAインスタグラムより引用

幼い時の記憶がこんなかたちで昇華されるんだから、アーティストってすごい。

MIMOCA、ミュージアムショップのグッズも素敵なものばかりで、眼福だった。

来られてよかった。

16:59 琴平へ

16:59、丸亀駅から琴平へ。

日が落ち始め、丸亀駅のホームに夕日が差し込む。

丸亀駅

きょうもいちにち、よく移動しました。

あとひといき。

17:19、琴平駅着。

17:30 琴平パークホテルにチェックイン、夕食、就寝

琴平駅から歩くこと10分ほどで、予約していた琴平パークホテルに到着。

17時を過ぎてあたりはもう暗くなっていて、琴平駅から歩くのもちょっと心細かったのだけど、駅から辿っていたみちのたたずまいがこれはもうどう考えても古い街道筋に間違いない感じで、歩いていても気持ちがよかった。

チェックインしてからGoogleマップを見てみたら、やはりこの道は「金毘羅街道」で、さっきまでいた丸亀からこんぴらさんへの参詣路だった。

まちは絶対に遺してるんだよね、こういう土地の記憶みたいなの。

この日も朝からずーーーっと移動してきたし、朝もお昼もだいぶがっつり食べてあんまりお腹がすいていなかったので、丸亀駅のスーパーで買ってきたお惣菜とクラフトチューハイでささっと夕食。

お風呂に入って就寝。

おやすみなさい。

おわりに

呉から松山へのフェリー、松山から丸亀への予讃線。

新幹線で行けばもっと速くもっと安いのだけど、わたしは今回のこの経路を移動してみたかったのです。

たのしかった。

本日の旅の出納帳

呉・讃岐3泊4日の旅費、3日目発生分の記録。

呉港→松山観光港(クルーズフェリーシーパセオ)4,000円
朝食ワンタンスープ&角煮まんセット(クルーズフェリーシーパセオ)1,000円
高浜駅→大手町駅(伊予鉄高浜線)410円
松山駅→丸亀駅(JR予讃線特急しおかぜ)5,830円
昼食(一鶴丸亀本店)1,486円
入館料(猪熊弦一郎現代美術館)300円
ミュージアムグッズ(猪熊弦一郎現代美術館)1,925円
夕食惣菜&朝食パン(エースワンJR丸亀店)890円
丸亀駅→琴平駅(JR予讃線)430円
一泊素泊まり(琴平パークホテル)6,612円
22,883円

移動しまくった!

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