先日、愛媛県へ行ってきました。
今回の旅程はざっくり;
という感じ。
きょうは3日目の記録。
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3日目:道後温泉散策(伊佐爾波神社、Mustakivi、円満寺、道後温泉本館、空の散歩道)
前日の67㎞サイクリングの余波か、脚全体が成長痛のような鈍痛で、夜中に何度か目が覚めた。
こんな状態で残りの3日間うごけるだろうかと不安になったけど、朝起きたら多少の倦怠感はあるものの、全然大丈夫だった。
わたし、案外うごけるんだな。
ほっとした。
07:30 来島海峡 糸山展望台
宿泊していたサンライズ糸山から歩いてすぐの、糸山展望台へ向かってみる。
朝日の中できらきら光る来島海峡と橋がうつくしい。
来島海峡、来島海峡大橋、四国山地、海に浮かぶ島々、海峡を行き来する船や漁に出かけていくらしい漁船のグループなどがぐるりと見渡せる。
まさに多島美。
ここは絶景ポイントだなー!
せっかくなので、野点セットを広げてお茶を点て、1時間ほどゆっくり景色をたのしんだ。
9時半、サンライズ糸山をチェックアウトし、波止浜駅へ向かう。
途中、ママチャリを押した普段着のおじいさんに、「あの道は自転車で行けますか?」と、はるか頭上を走るしまなみ海道の高速道路を指さしながら聞かれた。
いやー、あれは自動車レーンなのでムリですね。
このまま坂を上がっていったところに自転車専用の入り口があるので、そこからなら自転車で入れます。
…と返事しながら、このおじいさんどう見ても地元ないで立ちなのに、どういうこと!?ってなった。
おじいさん、無事に着けてるといいけど…。
10:11 波止浜駅発
波止浜駅からJR予讃線に乗車。
11:10、松山駅着。
朝ごはんを食べていなかったので、駅構内のうどんやさんかけはしでじゃこ天うどんをいただく。
少し前に、秋田県知事の「貧乏くさい」発言による騒動があったじゃこ天、愛媛に行くからにはぜったい食べようと思っていた。
おいしかった!!!
11:37 松山駅前発
松山駅前から、市内線(路面電車)に乗車。
路面電車、大好き。
松山の路面電車は、何かのアトラクションみたいに頻繁に、左右にカクンカクンと曲がる。
駅前を出てすぐに左折。
お堀にぶつかって右折したかと思うと、そこから10m行ったか行かないかでまた右折。
しばらくまっすぐ行ったらお堀に沿って左折して、すぐに右折。
そのあとも左折右折左折と繰り返し、12:06に道後温泉駅に到着。
いやー、おもしろかった!
地理的なものなのか、なにか歴史的な経緯があるのか…。
なんでこんな経路になっているのか知りたいな。
12:15 道後温泉散策
道後温泉エリアの散策を開始。
伊佐爾波(いさにわ)神社
もう12月だというのに、この日もやたらめったら暑い。
伊佐爾波神社の長い石段を、ふうふう言いながら上がっていく。
石段のいちばん上から見下ろすと、道後温泉駅のあたりをオレンジ色の路面電車やバスが行き来するのがよく見える。
上人坂
むかしは「ネオン坂」と呼ばれていたらしい、上人坂。
このあたり、ちょっと趣のある古い建物が多い。
むかしはにぎわっていたんだろうな。
Mustakivi(ムスタキビ)
上人坂を歩き始めたところで、デザイン建築っぽい建物があったので入ってみた。
マリメッコのデザイナー、石本藤雄氏のアトリエ兼ショップMustakivi(ムスタキビ)だった。
店内には石本氏の陶板や食器、花器、テキスタイルなどが美しく並んでいる。
石本氏は、砥部焼で有名な砥部町の出身で、数年前に日本に戻って来て以来、ここで制作を続けているのだそう。
知らなかった。
この器、カラーリングも砥部焼っぽくて、すてきだった。
もうちょっとサイズが大きかったら、買い求めて、お抹茶碗として使いたかったなー。
圓満寺
上人坂をあがりきり、ヘアピンカーブのように曲がった先の小径を歩いていたら、道沿いのおうちから出てきた方に話しかけられた。
旅行者が目指してくるようなところではないので、道に迷っているのかと思ったらしい。
しばらく立ち話をしていたら、その先に圓満寺という人気のお寺があると教えてくれた。
地元の人がひとつひとつ手作りしているというお結び玉、色とりどりでぷっくりしていてかわいらしい。
お賽銭箱に300円を入れてお結び玉をひとつ手に取り、ペンでお願い事を書き込んで、結び付けて奉納。
叶いますように。
道後温泉本館・空の散歩道
秋山好古が眠る鷺谷墓地をまわりつつ温泉街へ降りてきて、道後温泉本館。
周囲には囲いや大きな鉄骨のアーチが立てられていて、まだ保存修理中ながら営業はしているらしい。
これがかの有名な、日本最古の公衆浴場かあー!
幾重にも重なった屋根や、ひときわ高いところに建つ塔屋、その上に据えられた白鷺が印象的。
結構混んでるようで、めんどくさくなってしまったので入浴はもういいや。
南側の高台に小径が続いていたので上ってみる。
空の散歩道から見下ろす道後温泉本館。
足湯や、テーブル備え付けの東屋があり、いいスポット!
せっかくなので、野点セットを広げて、散策中に和菓子屋さんに入って買ってきたお饅頭でお茶をいただく。
足湯に来る人はひっきりなしだけど、そのすぐ隣にある東屋には誰もやって来ない。
穴場。
1時間以上、のんびり過ごさせてもらった。
伊織本店
道後温泉本館前、大賑わいの道後商店街へ。
おみやげ屋さんや飲食店がいっぱい。
今治タオルの伊織本店に何の気なしに入ってみたら、いろんな色かたち、肌触りの素敵なタオル製品がいっぱい並んでいて、目移りしてしまう。
店内はひとでいっぱいで、飛ぶように売れていた。
今治タオル、すごいね。
飛鳥乃湯泉
カラフルなお花の写真が一面に敷き詰められた前庭や、軒先に並んだ提灯がギャラリーのように美しかった、飛鳥乃湯泉。
蜷川実花による、DOGO Art 2023のインスタレーションだったらしい。
暗くなってからもう一度見に行ってもよかったな。
坊ちゃんからくり時計
17時の坊ちゃんからくり時計の時報を見に、道後温泉駅前へ戻る。
みんな一斉に坊ちゃん時計にスマホを向けて動画を撮っていたんだけど、肝心のカラクリはずいぶんおとなしいというか地味で、ちょっと拍子抜けだった。
味倉 南予風鯛めし
時刻はまだ17時過ぎだけど、お腹が空いたのと、混む時間帯になるのがいやだったので、さっさと夕食を摂ることに。
坊ちゃんからくり時計を離れ、道後商店街に入ってすぐのところにあった味倉へ。
道後温泉の味倉で、南予風鯛めし。
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) December 21, 2023
コリコリの鯛のお刺身が並んだ上から、たれとわさびを混ぜたとろろを掛けて、海苔とごま。
道後温泉でオシャレな鯛めしのお店をたくさん見かけたけど、味倉は「食堂」って感じ。
全然色気がないけど、その分価格設定がリーズナブルだし、しっかり美味しかった😋! pic.twitter.com/mbztiyrxum
わたしが食べている間にも次々にお客さんがやって来るのだけれど、18時からの予約がすでにたくさん入っているようで、数人以上で来たグループはみんな断られていた。
早い時間に入って、ひとりで、よかったー!
熟田津(にきたつ)の道
熟田津の道、という通りがあったので行ってみる。
かの有名な額田王の歌「にきたつに ふねのりせむと つきまてば しおもかなひぬ いまはこぎいでな」の「にきたつ」は、このあたりだと言われているらしい。
松山は地形的には石手川が作った扇状地なので、昔は海岸線がいまよりもっともっと内側まで入り込んでいて、このあたりまで海だったのかもしれないよね。
なるほどー。
にきたつ蔵部(水口酒造)
酒蔵があったので立ち寄ってみた。
水口酒造のにきたつ蔵部。
店内には日本酒だけでなくビールやジン、焼酎などもあって、試飲もさせてもらえる。
せっかくなので、純米酒「月待者(つきまてば)」を購入。
お昼にゆっくり時間を過ごした空の散歩道へ戻り、道後温泉本館で毎日18時に太鼓を6回打ち鳴らされるという時太鼓を聞いて、道後温泉散策はおしまい!
たのしかった!
18:29 道後温泉駅発
さて、ちょっと早いけど宿へ向かおう。
18:29、道後温泉駅発。
18:57、松山駅前着。
19:00 宿へチェックイン、入浴、就寝
松山駅前から歩いて10分ほどで、この日から2泊する宿に到着。
ビジネスホテル素泊まり。
ほんとうに、寝るだけの場所。
前日、しまなみ海道を67㎞も走ったばかりだし、この日も朝早くからずっと動いていたので、もう眠い。
夕飯ももう食べたし、さっさとお風呂に入って就寝。
おやすみなさい。
おわりに
前日のサイクリングの余波で全然うごけないかもしれない…と思っていた日。
うごけなければ道後温泉に浸かって回復しよう!と思っていたけれど、全然へいきで歩き回れたので、めんどくさくなって結局温泉はスキップしてしまった。
道後温泉、温泉以外だけでも十分たのしかった。
本日の旅の出納帳
愛媛4泊5日の旅費、3日目発生分。
しまなみ海道 ネコステッカー2枚 | 660円 |
波止浜→松山(JR予讃線) | 980円 |
じゃこ天うどん(かけはし) | 610円 |
松山駅前→道後温泉駅(伊予鉄市内線) | 200円 |
圓満寺 お結び玉 | 300円 |
山田屋まんじゅう | 118円 |
菓子屋艶(YEN)焼煎黒糖 | 450円 |
伊織本店 FORNEミニタオル | 770円 |
味倉 南予風鯛めし | 1,350円 |
にきたつ蔵部 純米酒 月待者 | 649円 |
谷本蒲鉾店 じゃこカツ | 420円 |
道後温泉駅→松山駅前(伊予鉄市内線) | 200円 |
ホテルクラウンヒルズ(素泊まり2泊) | 12,600円 |
19,307円 |
ビジネスホテル、素泊まり2泊12,600円はちょっと高いよなー…。
比較的、松山駅近くだったし、この2泊はばっちり週末だったので仕方ない。
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