大阪・関西万博2025の会期が残すところ一か月ほどになった9月、駆け込みで行ってきました。
ついでに、かねてより一度行ってみたいと思ってきた藤田美術館もセットにして、1泊3日の強行軍。
旅程概要も含め、ざっくり記録しておきます。
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大阪・関西万博2025旅の旅程概要
今回の旅は(も)、思い付き。
9月とは言えまだまだ酷暑がつづいていること、パビリオンを回りたいわけではなく、世界的祭典としての万博という場の空気を味わいたいだけであることから、「17時以降入場、パビリオン予約不可」のナイトチケットで行くことに決定。
このころもうすでに通期パス勢でもパビリオン予約はかなり難しくなってきていて、ハナからパビリオン予約枠がないナイトチケットなら割り切れて気楽だったのと、夕方以降はさすがの暑さも和らぐことを期待しつつ。
1日目:ナイトチケットでイン博
9/11(木)、午前中のみ出社、午後から半休を取り、東海道新幹線に乗車。
15:39、新大阪駅着、OsakaMetro御堂筋線へ乗り換え。
16:01、OsakaMetro中央線へ乗り換え。

16:26、夢洲駅着。



16:40入場列待機スタート







17:25入場完了 (所要45分)
「ナイトチケット」は17時からの入場ということになってはいるけれど、どうやらずいぶん前からずっと、キャンペーン扱いで16時入場が慣例となっているよう。
16時半すぎに夢洲駅に着いたわたしはしっかり出遅れているわけで、そのせいか入場までに45分並ぶことになった。
とにかく暑いし、たまたま並んだ列ごとに保安検査の進むスピードが結構違って、じりじり焦る。
(それでも、この週まではまだまだマシだった。ニュースをみていると、翌週からの列の伸びと混雑ぶりはすさまじかった。)
ようやくIN博。








滋賀旅でもお世話になったなつさんが会期中毎週万博をおとずれているそうで、この日も偶然会場にいらっしゃるとのことだったので、ご挨拶。


「自分はもう何度も入場しているので」と、オーストラリアパビリオンの入館予約チケットを分けてくれた。
館内は赤土の大地とユーカリの林、オーストラリアの貴重な動物たちのすがたが垣間見られるコーナーと、360度ぐるりと囲まれる大画面でオーストラリアの星空から海、深海の環境を体感できる映像が流れるコーナーが。
これが「万博のパビリオン」というものか…。
体験出来てよかった。
多分、自分ではパビリオンの予約枠争奪戦に加わることは、ぜったいになかったので。
ありがたや。
ほんのちょっとだけど、なつさんにもお会いできて、よかった!
あとはもう、ひたすら大屋根リングを味わうよ。


大屋根リングに上がるには、階段を歩いてのぼるか、エレベーター待ちの列に並んでのぼるか、エスカレーター街の列に並んでのぼるか…。
歩いていたらエスカレーターがあったので、並んでみる。


エスカレーターぎゅうぎゅう。

大屋根リングの上もぎゅうぎゅう。

だけど、上まで上がってみると海風がさあっと吹き抜けて足元の草花を揺らし、その中で秋の虫(まだまだこんなに暑いのに)がコロコロと鳴いて、絵本の世界のようなおだやかさ。


ちょっとびっくりしたのは、大屋根リングの上は座ることも立ち止まることも禁止されていて、折り畳みイスを出してちょっと腰掛けようとする人がいるとたちまち警備員らしき人たちが飛んできて注意して回っていたこと。
え、ここでゆっくり座って会場の景色を眺めようと思って折り畳みイスを持ってきてたんだけどな…。
まあ、みんながあちこちで座っちゃったら、たちまち人の流れがとまっちゃうもんな。


それにしても、この大屋根リング、やっぱりよくできてるなあと。
シンボリックな意味でも、機能的な意味でも、技術的な意味でも。

万博へは、これを味わいに来たようなもの。
すでに大満足。



途中、柵にもたれて下を眺める人が多くなったので、何があるのか尋ねてみると、19時過ぎからこの下で噴水ショー「アオと夜の虹のパレード」が始まるとのこと。

これも、正面からちゃんと見ようと思うと予約が必要らしい。
大屋根リングの上から、裏側なら見えたけど、うーん、まあ、表から見たらスゴイのかなあ…という感じ。
陽が落ちて、ライトアップされたパビリオン群がキラキラの宝箱みたいに見える。


みんなそれをながめて楽しそうに笑いおしゃべりしながらそぞろ歩いていて、とてもピースフルな世界。



フランス館とアメリカ館のあたりまでくると、会場内も大屋根リング上もぐっとにぎやかになった。
そしてふと上を見上げると、このあたりだけ芝生のなだらかな土手になっていて、シートを敷いてごろりと横になっている人、折り畳みイスを出して座っている人がいる。
どうやらここは滞留してもOKなエリアらしいので、リュックから折り畳みイスと野点セットを出して一服。
万博パッキング
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 7, 2025
①OMMザックの背面パッドを抜き取って
②昔キャンプで使ってたちっちゃい折りたたみチェアと
③サンバリア100のストールを
④ザックの背面フレームポケットに詰めた
シンデレラフィット…!!!
軽量化&イス確保&日焼け対策(海風対策)の一石三鳥 pic.twitter.com/ERZXGHHDVr
My野点セットをひろげて一服@expo2025_japan https://t.co/euNvX2fYii pic.twitter.com/nTUyQJaNI0
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 11, 2025

ああ、気持ちいい…。
みんな楽しそうだし。
万博、ばんざい。



ちょっとお腹が空いたなあと思ったころには、どこも店じまいが始まっている感じで、とても「何かをちょっとつまむ」ような場所はなかった。
しかたない。
この日はここから一時間弱かかる場所に宿がとってあり、しかもその宿のチェックイン時間は23時まで。
万博自体は22時までだけど、21時を過ぎたら帰宅ラッシュのドツボに嵌る気がする…。




遠くの方で歓声が上がり、見上げると、ドローンのショーが見えた。
後ろ髪を引かれつつ、20:45に会場を出る。
夢洲駅もすぐそこに見えてるし、楽勝!!と思ったら、ダイレクトに駅へ向かえるのはボランティアや係員さんたちの通用口のみで、ゲストはめちゃくちゃ遠回り大回りの経路を行くことになっていた…。

案の定、一気に列は膨れ上がり、一向に前に進まない。
じりじりじりじり…。
最悪21:46発に乗れないと、もう23時チェックインには間に合わなくなる。
30分ほどで駅舎に着いたと思ったら、まだそこから駅舎をぐるりと巻いてからの入場だった。
(そんな中でも、ベビーカー連れや車いすの方は優先的にエレベーターに乗って駅へ下りられるレーンがちゃんと用意されていて利用もされている風だったので、わりと上手に運営されているんだなと感心した。)
21:30、向井理。

ここからホームへ下りていく行列もものすごくて、ほんとうにギリギリで、リミットだった21:46発に乗れた。
ここから電車を乗り継ぎ、浅香山駅近くで予約していたゲストハウスへ。
15分ほど余裕をもって浅香山駅で降りたのに、肝心のゲストハウスの場所が分からず、ぐるぐるぐるぐる歩き回ってしまった。
観念してオーナーさんに電話をしてナビしてもらい、23時すぎにようやくたどり着けたのだけど、「さっき目の前を通って行かれたけど、あまりに荷物が小さいので、まさか旅行者のゲストの方だと思わずに見送ってしまった」と言われたのがちょっと可笑しかった。
リュック一つって、そんなに荷物少ないですかね。
必要なものだいたい全部入ってるんですけどね。
お腹が空いていたけど、夜も遅いし、暑くてくたびれていたので、教えてもらった近くのコンビニでお弁当とお酒を買い、部屋で食べ、お風呂に入って就寝。
2日目午前:藤田美術館
起床、浅香山駅近くの喫茶店でモーニング。

年配のおかーさんがひとりで切り盛りしている、昭和感ムンムンの喫茶店「バロン」。

ピザトーストにサラダにメロンまでついて来て、とてもおいしかった。
電車を乗り継いで、大坂城北詰の藤田美術館へ。

まずは併設のあみじま茶屋で、一服。



館内では「酔」「虫」「誂」の三つの展示が開催されていて、それぞれのテーマに沿った美術品や茶道具がずらり。
どれもこれもほんとうにすばらしく溜息の出るものばかりなのだけど、中でも「曜変天目」茶碗はもうね…これを見に大阪まで来たのよ…。
あの「曜変天目」が出ていると聞けば、そりゃ行くよね
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 12, 2025
藤田美術館、すばらしかった pic.twitter.com/fngjSTWjny
今回の旅、万博だけだったら正直そんなに来る気もなかったのだけど、ちょうど藤田美術館で曜変天目が展示されている期間だったので、それなら行ってみよう、と。
去年の秋、東京の静嘉堂文庫美術館の曜変天目茶碗を見に行った。
静嘉堂文庫美術館
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 23, 2024
①曜変天目茶碗以外全て撮影可だが、カメラおよび動画撮影は不可、スマホ撮影のみ可
②曜変天目茶碗は一切撮影不可だが、ミュージアムショップの「曜変天目茶碗ぬい」は撮影可だしSNSアップどんどんどうぞ〜✨
という、ちょっと不思議ルール😆 https://t.co/EucLDYbpey
藤田美術館の曜変天目はそれに比べるとずいぶん小ぶりで、曜変も控えめ。
全体的におとなしめな印象が、また美しかった。
13時過ぎからの学芸員さんの解説ツアーもわかりやすく、この時期に藤田美術館へ行けて本当によかった。
藤田美術館の展示は常に3つのテーマ展示があり、毎月一つずつテーマが新しく入れ替わっていき、それに伴って展示品も変わるとのこと。
在阪であればぜったい毎月おとずれたくなるわ。
うらやましい。
2日目午後:ナイトチケットでイン博
京橋駅のホームの駅そば屋で肉うどんのお昼ごはん。
ホームにて、水分と塩分とカロリーを補給
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 12, 2025
しみるわぁ… pic.twitter.com/Op0fQqf84U
水分と塩分を補給。
15:30、中之島駅バス停から、西ゲート行きシャトルバスに乗車。
万博へ行くと決めてざっと旅程を組んだ際、一日目のナイトチケットを東ゲートInで購入してしまったので、入場に時間がかかった。
リサーチしたところ、どうも関西エリアのあちこちから万博会場西ゲートへシャトルバスで向かうと、かなり混雑が少なく、入場しやすいとのことだったので、2日目のナイトチケットは西ゲートInで購入していた。
問題はそのシャトルバス。
藤田美術館へ行くならば、おそらく一番アクセスがいいのは中之島駅発のバス。
当然、ナイトチケットでの入場がはじまる16時ごろに西ゲートに着くシャトルバスを予約したいのだけど、そんな都合のいい便はとっくに満席で売り切れている。
しかたなく17時着の便で予約し、それ以来まいにち16時着の便に空きが出ないかをチェックしていたところ、出発前々日になって空きに遭遇!!!
すかさず予約を変更し、16時着のバスのチケットがゲットできた。
ちょっと早め、出発時刻の20分ほど前に中之島駅のバス乗り場に着いた時にはほとんど人がいなかったのだけど、気がつけばバス乗り場の列も長くのびていた。
完全予約制なのだから乗れないことはないだろうけど、乗車してみると座席には座れなかった人もたくさんいて、早めに待機していてよかったと思った。
運転士さんは乗っているし、運転もしているけれど、ところどころコンピューター制御の自動運転でバスは進んでいく。


途中、東ゲートの脇を通った際には、バス車内の乗客がいっせいに悲鳴を上げるほどの入場待ち列が見えた。
この日は金曜日。
東ゲートの混雑ヤバい…。
16:00、シャトルバスが西ゲートに到着。
保安検査があるので、こちらもそれなりに行列はできているけれど、さっき見た東ゲートの混雑、前日に経験した東ゲートの行列にくらべればまったくなんてこともない。
15分ほどで西ゲートへIn。
やっぱり西ゲートしか勝たんのだな。
この日はおみやげの調達もしたかったので、西ゲート入ってすぐの公式ショップの待機列に並ぶ。
目安30分ほどとの案内。
進んでは折り返し、折り返して戻ってはまた進む待機列。
日は暮れかかって来てだいぶ涼しいとはいえ、暑さにくらくらしてくる。
事前の案内通りちょうど30分でショップ内に入れたものの、ここからもすごかった。
ひとひとひとひと…どこに何があるかもわからないし、一旦見ていいなと思ったものをカゴに入れずに通り過ぎると、あとからそこへ戻るのも一苦労。
とりあえずめぼしいものはどんどんカゴに入れていく。
大阪万博1泊3日旅で買ってきたものをざっくり記録
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 13, 2025
ミャクミャク金平糖
ミャクミャクぬいぐるみ
ミャクミャク×シナモロールステッカー
ミャクミャク×シナモロール根付け
ミャクミャクステッカー
ミャクミャク×イコちゃん豆皿
ミャクミャク手ぬぐい
ミャクミャクグミ
ミャクミャクまんじゅう
(敬称略) pic.twitter.com/UzFtgl9TIh
もう一軒おとなりのショップものぞいてみたりしていたら、あっという間に2時間が経過していた。
おみやげ屋さんを出ると、待機列はさっきの倍ほどにのびていた。
うん、もういいや。
食事もいまさら並んで食べるのはまずむりだろうから、もうここで食べちゃおう。
西ゲート前のセブンイレブンでお弁当を買い、折り畳みイスを広げ、近くのベンチをテーブルにして食べる。
万博、やっぱり折りたたみイスは持って行った方がいいと思った!
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 14, 2025
「ちょっと座ってひとやすみ」が好きな場所でできたし、飲食が混みすぎてとても並ぶ気にならず会場内のコンビニで買ってベンチで食べた時にもすごく便利だった
(かるくてコンパクトなやつね)(これは231g) https://t.co/DrpiEFff4M pic.twitter.com/vgj3bHqGor
会場内はどんどん人が増えてくる。
日中からいちにちいるらしき人たちが、ベンチにぐったりともたれかかっている。
ああ、もうこれは確実に昨日以上に混んでるわ。
もうあとは会場内をぶらぶらできればいいや。









きらびやかなパビリオンの合間を縫って、会場内をぶらぶら。
もうどこのパビリオンも手一杯という感じで、そもそももう列に並べない旨案内していたり、パビリオン自体閉じてしまっているところもある。
中国パビリオン前では、列に並んでいた人たちが何かのきっかけで急に走り出して数人が転んだりしていていて、警備の担当者が「走るなーーー!!!」と丁寧語もなにもなく叫んでいるところも見てしまった。
こりゃたいへんだ。
少しでも空いているところで野点セットでも広げてのんびり過ごそうと、中央あたりの静けさの森へと移動したら、突然大雨が降ってきた。


遊牧民ゲルのような建物の中で雨宿り。
場内アナウンスが、雷が近づいているため、大屋根リングを閉鎖すると言っている。
観客がどんどん大屋根リングから降ろされ、エスカレーターやエレベーターは係員が前に立って封鎖してしまった。
ああ、前日に大屋根リングを味わっておいてよかった…。
今日に持ち越していたら、大屋根リングに上がれないままだったかもしれない。
1時間後。
遠くではまだ雷がゴロゴロなっているけれど、とりあえず雨が止んだので、輪島塗の地球儀をのぞきに行ったり、パビリオンの外観を見てまわったり、ドローンショーを眺めたり。









21:30、西ゲート前に戻り、近くのトイレで汗だくの洋服を着替える。
このあとこのまま東京方面行きの夜行バスで帰宅するので、汗だくはカンベンなのよ…。
22時が近づき、西ゲートからバスやタクシーで帰宅するひとたちの姿が増えてきた。
軽妙な語り口の係員さんが、ハンドマイクで上手に、きもちよく退場者を出口レーンへ誘導していく。

22時、西ゲートを出て、高速バス乗り場へ。
こちらも前日の東ゲートからの退場とは打って変わって、ほとんど待ち時間なく、スムーズに退場できた。
やっぱり、西ゲートしか勝たんかった…。
万国旗、さようなら。

どっぷりはまることはなかったけれど、世界のお祭りの雰囲気の一端を味わえました。
3日目:高速バスで帰宅
22:30、東京方面行き高速バス乗車。
途中何カ所かで休憩をはさんでいたけれど、疲労でまったく起きられなかった。
06:30、横浜シティエアターミナル着。
これにて1泊3日の大阪旅(万博&藤田美術館)、おしまい!
今回の旅の出納帳
大阪1泊3日の旅費、ざっくり記録。(おみやげ代は記録し忘れ)
| 新幹線(~新大阪駅) | 13,870円 |
| 新大阪駅→夢洲駅 | 430円 |
| ナイトチケット×2日分 | 7,400円 |
| 夢洲駅→浅香山駅 | 670円 |
| 夕食(コンビニ) | 1,000円 |
| 素泊まり一泊(アサカヤマゲストハウス) | 6,500円 |
| 朝食(喫茶ロダン) | 700円 |
| 浅香山駅→大坂城北詰駅 | 490円 |
| あみじま茶屋 抹茶セット | 600円 |
| 藤田美術館入館料 | 1,000円 |
| 大坂城北詰駅→京橋駅 | 150円 |
| 昼食(駅そば 肉うどん) | 580円 |
| 京橋駅→中之島駅 | 280円 |
| 中之島駅→万博会場西ゲート(シャトルバス) | 1,500円 |
| 夕食(コンビニ) | 1,000円 |
| 高速バス(万博会場西ゲート→YCAT) | 10,000円 |
| 46,170円 |
