先日、青森県の下北半島、恐山・大間へ行ってきました。
途中、現在家を出て一人暮らし中の息子も合流しての、4泊5日旅。
きょうは、4日目の記録。
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4日目:大間~函館
05:00 早朝の大間崎散策
この日の大間の日の出は5時過ぎだったので、5時に起床。
前日と同じく、息子は隣の布団でぐうぐう眠ってる。
ジャケットを羽織って外へ出てみたら、西の空に満月が残っていた。
05:12、日の出。
本州最北端の地から見る朝日、うつくしかった。
日の出を見に来ているのは、海岸沿いの通りから一本入ったところにある無料キャンプ場に宿泊しているバイカーさんが多かった感じ。
下北半島は交通の便が決して良くなく、公共交通機関で行ける範囲はかなり限られるので、バイクや車でまわるのは自由度が高くていいよなあ。
前夜と同じく結構気温が低くて風もあり、ジャケットのフードをかぶってギュッと絞っても最後の方はじわっと寒くなってきて、そろそろ撤退!という感じだった。
10:00 海峡荘チェックアウト
07:00、海峡荘の食堂で朝食。
さんぽで新鮮な空気を吸ったからかお腹がぺこぺこで、おかわりしてしまった。
食堂のおかあさんから、とろろ昆布を手渡される。
「津軽海峡フェリーさんの方でお客さんに海峡荘をすすめてもらってるみたいで、でもウチは別に広告費を払ったりしてるわけでもないので、その分直接還元ってことでウチで作ってるのをお渡ししてるんです」って。
あったかいなあ。
いい宿だった。
9月10月はまさに大間マグロの時期で、毎週日曜日にマグロ解体ショーをみられる「マグロだDAY」というお祭りが開催されているとのこと。
09:30からと12:15からの2回行われるらしいのだけど、どうにも大間崎から現地までのちょうどいい時間帯のバスがないので、会場までゆっくり歩いていくことにした。
10:40 「マグロだDAY」会場到着
まわりに時間をつぶせるようなカフェもなかなかないので、10時ギリギリまで宿の部屋でごろごろさせてもらい、10時ちょうどに宿をチェックアウト。
大間崎の海岸はすっかり潮が引いて、石がごろごろした浜があらわれていた。
Googleマップをときどき確認しながら、海沿いの道を歩いていく。
いい天気、いい気持ちで歩くわたしから数歩遅れて、イヤホンでなにやら音楽を聴きながらついてくる息子。
ときどきのんきに話しかけるとイヤホンを外して受け答えし、またふっとイヤホンをつけて自分の世界に戻っていく。
まあ、「バスがないから小一時間歩いていくよー!」と言ってもふつうにトコトコ後ろをおとなしく歩いてくるし、そもそも母親のこんな酔狂な旅についてくることを決めて実際ほんとにここまでやってきたんだから、きっと彼は彼なりにたのしいんでしょう 笑。
わたしはわたし、あなたはあなた。
それでイイのだ。
それにしても快晴で暑くて暑くて、日傘と水筒を持ってきてよかったー!と思った。
10:40、「マグロだDAY」の会場に到着。
2回目のショーの開始までまだ時間があるので、会場内でたったいま買い手がついたというマグロの頭やカマをさばくところを見学させてもらったり。
買って行った人は、これから家の庭でバーベキューすると言っていた。うらやましすぎる。
ホッケのコロッケを試食させてもらったり。
会場内で売られていたお酒も買ってしまった。がまんできるわけがない。最高。(息子も買って飲んでた。)
会場前の港で、小学生男子たちが魚釣り中。
小さいサバを釣ってはその場でハサミでじゃんじゃんさばいて海に撒き、それに寄ってきた魚を釣っては〆てまた撒き、というあらっぽさ。
とにかく釣るのがたーのしーい!だけに見える彼らの遊び方はどこか素朴な残酷さも秘めていて、でも、いわゆる「都会の子」を含め日本中どこの子供も普通にやっている”ゲーム”との距離感に似たにおいもして。
メンバーの中での役割というか立場や関係性が垣間見えるようなところもあって、最近はこういうもろもろが悪いもののようにとらえられることも多いけど、子どもが成長していくにあたってこういう経験から少しずつ少しずつ社会性みたいなものを学んでいくという面も現実としてあるよなとも思った。
12:15 「マグロだDAY」マグロ解体ショー
フォークリフトで運ばれてきた大間マグロが大きな台の上にごろんと載せられ、解体ショーがスタート。
MCさんの軽妙な語り口にあわせて大きなマグロがあっという間に5枚おろしになり、サクになり、刺し盛になっていく。
解体されたマグロは、その場でマグロ定食(3,000円)でいただくことができた。
舌触りがなめらかで脂とうまみのバランスが絶妙で、これが大間のまぐろかー!さすが!と思った。
この時期の大間だからこその味わい。最高だった。
14:10 津軽海峡フェリーで函館へ出航
13時過ぎに「マグロだDAY」の会場を出て、フェリーターミナルに向かって歩きはじめる。
いよいよ大間ともお別れ。
恐山も大間もたのしかった!
10分ほどでフェリーターミナルに到着。
パック旅行らしき団体さんで結構にぎやかだった。
14:10、大函丸が大間フェリーターミナルを出航。
行きはずっと甲板で景色を眺めていたけれど、帰りはさすがにちょっと疲れたのか眠くなり、船室フロアでリュックを枕にごろりと寝っ転がってうとうとしてしまった。
15:40、定刻通り函館ターミナルに到着、下船。
16:00発のシャトルバスで函館駅へ到着し、駅前のホテルにチェックイン。
それぞれシングルルームを取っていたので、ここから息子とは別行動にし、夕食の時にまた合流することにした。
20:00 函館ジンギスカン「羊の家」でラムを堪能
ホテルでお茶を淹れてひとやすみ。
18:00、函館山の夜景を見に行った息子とは別に、わたしは函館の夜の街をふらふらと散策。
十字街、路面電車が交錯して走っていく風景が好きで、去年の夏に来た時もここでしばらくみとれてたなあ。
坂本龍馬像のあたりを歩いていて、市電の走るこの大通り「海峡通り」が国道279号線であることに気づいた。
下北半島で、大間とむつ市の間を路線バスに乗って往復したあの道と同じ!
国道279号は、北海道函館市から青森県上北郡野辺地町に至る一般国道である。函館市から大間町は海上国道区間になっている。
Wikipediaより引用
この、自分の頭の中で地図がつながる感覚が、わたしにとっての旅の醍醐味でもある。
たのしい!
20:00、宿泊していたホテルのすぐそば、函館ジンギスカン「羊の家」で息子とふたたび合流。
ラム、おいしかったあああ…!!!
これ、ぜんぜん構わんというかむしろわたしだって別にいっしょに行動したいわけではなくて気持ちすごいわかるからまっっったくの無問題なんだけど、
— ヌー : すっきり、さっぱり。 (@like_a_rhino) September 18, 2022
そもそもよ?
この旅行に合流しにきたのはキミやぞ!!!なんで来ようと思った???
ってとこな 笑
子どもって…(苦笑)などいろんなことを思いつつ、ホテルに戻って就寝。
おやすみなさい。
おわりに
大間で宿泊していた海峡荘で、「いつでもやってるわけではないのでねえ、ぜひ行かれたらいいと思いますよ!」と勧めてもらった「マグロだDAY」。
公共交通機関の本数が少なくてちょうどいいバス便がなかったので、結局会場まで小一時間歩くことになったけど、津軽海峡の海と大間のまちをのんびり味わいながら行くことができて、これはこれでとても楽しかった。
解体したその場で食べさせてもらった大間のまぐろ、おいしかったなあ…!
下北半島、楽しかった。
▼今回の旅で本当に便利だったアイテム。水筒は毎朝宿で湯冷ましを入れて持ち歩き、手軽に水分補給できてとても助かった。
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