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ミニマリスト、ライカを買う。わたしがLeicaQを選んだ理由7つ。

ライカのデジタルカメラLeicaQの購入レビュー

先日、カメラを新しいものに替えました。

ドイツのカメラ―メーカーLeica(ライカ)社のコンパクトなデジタルカメラ、「LeicaQ」という機種です。

ライカといえば、現代に続く小型カメラの歴史そのもの。

決して気軽に手が出せるものではありません。

それでもわたしがライカを手にした理由7つ。

まとめました。

ミニマリストなわたしが「ライカQ」を選んだ理由7つ

ズキュンときちゃったレンズ「ズミルックス」を搭載

春ごろからあたらしいカメラについて検討をしていました。

ある日軽い気持ちで覗いたあるレンズの作例ページの写真に、ズキュンと胸を撃ち抜かれました。

僧衣の山吹色のコク、店先の提灯のこちらへ飛び出してくるような立体感。

…うわ…すごすぎる…。

ほんとうに言葉がでない感じ。

その後、無知でただ単に覗いて見ていただけのわたしは、そのレンズ「LEICA SUMMILUX-M f1.4/35mm ASPH. 」の値段に目が飛び出ました。

…な、70万円弱…。

…しかもこれはレンズだけの価格で、これを取り付けるカメラ本体はまた別…。

もちろん買えるはずなどなく、画面を「そっとじ」です。

でも、やっぱりあの時の撃ち抜かれた感じが忘れられなくて…。

「LeicaQ」のレンズはズミルックス。

ズキュンと来たものとまったく同じレンズではありませんが(当然)、おなじ名前を冠するラインのレンズを使えるのは大きなよろこびです。

レンズ固定式で今後レンズに迷う必要がない

ライカには、次から次へとほしくなるような魅力的なレンズがたくさんあるようです。

でも、「LeicaQ」のレンズは固定式。

レンズを付け替えることはできないので、今後あたらしいレンズに迷う必要がありません。

わたしはあれこれ迷うのがとても苦手なので、迷いが生じないところに落ち着けるのは大変ありがたい。

こころが安らかになります。

この一台でいろんな撮りかたができる

「LeicaQ」はレンズ固定式なので、「近いところを撮るレンズ」「遠いところを撮るレンズ」「広く撮るレンズ」など、シーンに合わせたレンズに取り替えることはできません。

そのかわり、基本の28mmにプラスして、カメラ本体のクロップ機能を使うことで35mmと50mmでの撮影もできるようになっています。

クロップということで画質は落ちるようですが、そもそもが高画素なのでわたしなどの素人目には十分すぎるほど十分です。

28、35、50と標準からやや広角側に寄ったラインナップにはなりますが、ポートレートやスナップ、物撮りにも使いやすい。

おまけにマクロ撮影モードもあるので17cmまで近寄っての撮影もでき、テーブルフォトにも重宝します。

スペックの数値競争から離れられる

キヤノン、富士フイルム、ニコン、オリンパス、ペンタックス、ソニーなどなどなどなど。

画素数、センサーサイズ、焦点距離、F値、手ぶれ補正、瞳オートフォーカスなどなどなどなど。

毎年毎年各メーカーからはどんどんあたらしい機種がリリースされ、各種スペックの数値はどんどん上がり、どんどんいいカメラが出てきます。

今年買ったと思ったら、次の年にはもうもっといいスペックのもっとすごい機種が出てくるかもしれない。

わたしはそういうことで思い迷うのがとても苦しい。

できれば離れていたい、平安でいたいと思うタイプです。

その点、素人目にもライカはそういうスペックの数値とはちょっと別の世界にある感じ。

高い数値や便利な機能面で主張することは放棄し、シンプルに道具として徹している雰囲気があります。

シンプルな道具が好きなわたしには、ライカの割り切りがとても好ましい。

あちらのメーカー、こちらのレンズ、と迷ってあれこれ追いかけていくよりは、結局トータルでお金もかからないのではないかとも思っています。

シンプル&コンパクト

「LeicaQ」は、フルサイズカメラとしてはとてもコンパクト。

ちいさめのわたしの手で持っても、これくらいのサイズ感です。

届いて数日後、さっそく台湾旅へ持ち出しました。

ジブリ『千と千尋の神隠し』の街九份(きゅうふん)の夜景を撮る
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルといわれる台湾 九份 (きゅうふん)の夜景

全体的にコンパクトで、替えのレンズなど一切必要ないのでとても身軽。

しかも、街なかでカメラを構えても「写すぞー!」感があまり出ず、自然に撮影ができたのもうれしかった。

▼ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルといわれる九份(きゅうふん)での撮影記はこちらからどうぞ。

シャッター音が控えめでスナップ撮影しやすい

「LeicaQ」のシャッター音は非常に控えめ。

「カシャ!!」ではなく、「コト…ッ」ぐらいしか音がしません。

このシャッター音、めちゃめちゃ萌えます…。

本体がコンパクトなこと、シャッター音が控えめなことは、街なかや旅先でのスナップ撮影のハードルを低くしてくれるのがイイ。

これまで使ってきたキヤノンのEOSM100は、「LeicaQ」よりもずっと小さくコンパクトなサイズ感でしたが、「カチャッ!」というシャッター音が結構大きくてドキッとすることが多かったので。

…美しい!!!

もはや理由といえるかどうか 笑。

…「LeicaQ」、美しい!!!

この無骨でカクカクした感じ、「道具」感に満ち溢れていて最高です。

金属製のレンズフードも美しいし

背面ボタンのシンプルさも美しいし

大きな液晶も美しいし、

マクロ撮影にするとニューっと切り替わる沈胴部分も美しいし

もはや、アルミ削り出しのレンズキャップすら美しいし。

美しい道具、大好きです。

「ライカQ」で台湾を撮ってきました。

「LeicaQ」が手元に来て数日後、台湾へ行ってきました。

カメラショップのセールで中古で手に入れたため説明書などはなく、使い方を理解しきらないまま撮影開始。

当然ながら試行錯誤&四苦八苦でしたが、ライカQで撮りながらの旅はことばで言い表せないぐらいたのしかった!!!

旅の途中途中でその日「LeicaQ」で撮影した写真を撮って出しで添付したツイートを、こちらに引用します。

(個別の写真は、ツイートをクリックすることでご覧いただけます。)

ミニマリストなわたしが「ライカQ」を選んだ理由7つ おわりに

これまで使ってきたキヤノンのミラーレス一眼「EOSM100」も、使いやすいよいカメラでした。

標準レンズセットで買って、広角レンズ、マクロレンズ、 換算35mmの単焦点パンケーキレンズと買い足しました。

でも結局いつも使うのはコンパクトな単焦点パンケーキレンズだけで、他のレンズは持って行ってもつけかえることはほとんどなく、そのうち替えレンズを持っていくことすらなくなってきて…。

自分がいかにめんどくさがりで、ごくごく単純かつミニマムなものごとにしか対応できないかということを思い知りました。

いま考えると、単焦点レンズばかり使っていたおかげで、自分で前後に動いて対象を切り取りにいくクセがついたのはほんとうによかった。

いろんなレンズ、いろんな機能は自分には過分だとよくわかりました。

ミニマリストだからこそ、「LeicaQ」。

「LeicaQ」はとても自分に合ったカメラだと感じています。

これから一緒にあちこち行くのが楽しみです。

▼「LeicaQ」、ミニマムでとてもいいです。

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