長野

【小諸・小海線1泊2日旅】1日目:停車場ガーデン、小諸城址懐古園、小山敬三美術館、E’cuveこもろ、NOVELS

6月に長野県の小諸へ行ってきました。

ついでに、いつか乗り通したいと思ってきたJR小海線にも乗車。

今回の旅程はざっくり;

  • 1日目(小諸泊):停車場ガーデン、小諸城址懐古園、小山敬三美術館、E’cuveこもろ、NOVELS
  • 2日目:布引観音、あぐりの湯こもろ、粂屋、山吹味噌、JR小海線

という感じ。

きょうは1日目の記録。

 

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1日目:停車場ガーデン、小諸城址懐古園、小山敬三美術館、E’cuveこもろ、NOVELS

5月に行こうと思ってあちこち予約していたのに、天候不良のため取りやめていた、小諸旅。

6月末、夫が瀬戸内にチャリ旅に行くというので、こちらは小諸リベンジを決行することにした。

10:35 バスタ新宿発

バスタ新宿から小諸駅行きの高速バスが出ている。

平日運賃2,650円。

安い。

天気は快晴で、途中からずっと、右手側にくっきりと浅間山が見えていた。

13:45 停車場ガーデンでランチ

都内を抜けるのに時間がかかりつつも、予定より20分ほどの遅れで小諸駅に到着。

お昼はどこかでお蕎麦でも食べようと思っていたのだけれど、小諸駅前にあった停車場ガーデンのカフェに、誘われるように入店。

小諸 停車場ガーデン

テラス席で、魯肉飯(ルーローハン)プレートをいただいた。

やさしく自然な味わいでおいしいのはもちろん、ガーデニングスポットらしくベゴニアの花がトッピングされていたのがかわいらしかった。(ベゴニアの花、ほのかな酸味があっておいしい。)

太陽はギラギラだけど、パラソルの下は気持ちのいい風が吹き抜けていく。

時折、しなの鉄道線の車両が行き来するのが見えるのもよい。

小諸 停車場ガーデン
小諸 停車場ガーデン
小諸 停車場ガーデン

木陰の芝生で昼寝したい。

すごくいい場所。

15:00 小諸駅前散策

小諸駅前を歩いてみる。

和菓子屋さん虎屋に入店し、蒸しどら焼き「藤村のくるみ」を購入。

炭酸まんじゅうは売り切れ、と書かれていたので、おそらく炭酸まんじゅうがこのお店の看板お菓子なのだろうとあたりをつける。

明日も来てみようっと。

となりのビルの上に向かう階段前にちいさなかわいらしい看板が出ていたので、行ってみる。

小諸 小春商店

おしゃれな雑貨がいっぱいの小春商店、目の保養だった。

方角的には、この先に浅間山どーん!なんだけど。

小諸 浅間山方面

雲がかかっちゃった…、さっきまで結構はっきり見えていたんだけどな。

16:00 小諸城址懐古園

小諸城址懐古園へ。

園内のさまざまな施設の共通チケットは通常500円とのことだけど、この時は動物園が整備工事のため閉園となっており、400円に割引されていた。

小山敬三美術館

資料館を見てから、天守台方面へ上がっていきつつ、小山敬三美術館へ足をのばしてみる。

白鷺城や浅間山をダイナミックな構図と鮮やかな色彩で描いた作風で有名な、小山敬三。

小諸の豪商の三男で、父に”商業画家になると絵が堕落する”“買い手に媚びるよう絵は描くな”と言われた上で、「芸術家」になるならばと島崎藤村を紹介され、その藤村の勧めでパリへ留学して油彩を学び…という、一見ぬるゲーもぬるゲー過ぎるバイオグラフィー。

当時の地方豪商の、「文化資本の厚さ」みたいなものの凄さが伝わって来る。

なんというか、芸術って、血を売るような極貧生活の中から表現が絞り出されてくるタイプと、小山敬三や太宰治のように金銭的になにひとつ不自由ない人生の上に表現が積み上げられていくタイプがある印象なんだけど、どちらにしてもそもそも表現したいという欲求への情熱自体がすごいな、と思ってしまう。

アルカンタラの橋、浅間山シリーズ、白鷺城連作、どれも力強いんだけど静かで、見入ってしまった。

小規模ながら、充実の美術館。

よい。

小諸城址 水の手展望台、富士見展望台

水の手展望台へ行ってみる。

傾きかけた陽が崖下に流れる千曲川をギラギラ照らし出していて、「ああ、たぶんここだったわ」と思い出す。

実は大昔、わたしが子供だった時に、家族で千曲川を見た記憶があった。

山の上から、ギラギラの太陽に照らされてギラギラに光る川が眼下に流れているのを見て、親が「小諸なる古城のほとり」とつぶやき、「あれが千曲川」と言っていたのを強烈に覚えていたのだけど、それがどこから見た千曲川だったのかはよくわからなかった。

水の手展望台から見た千曲川は、川の流れる方向、眼下に見下ろす感じ、夏のギラギラの太陽に照らされた川面の風景など、40年以上前の記憶にドンピシャ。

6つ下の弟を父が抱っこして歩いていたので、私自身もおそらくせいぜい8歳か9歳のころだったのだと思う。

ここだったんだ…。

東屋で野点セットを広げてお茶を点て、さきほど虎屋で買ってきたどら焼きと一緒に一服。

小諸城 水の手展望台 東屋 野点

だれも来ない。

気持ちがいい。

富士見展望台の方まで歩いてみたり、天守台へのぼってみたりしつつ、小一時間のんびりすごす。

小諸 小諸城址懐古園 水の手展望台
小諸 小諸城址懐古園
小諸 小諸城址懐古園

城下町よりも低いところに位置するめずらしい作りに、千曲川沿いの地形を生かした要塞的な名城。

しっとりとした雰囲気がよかった。

18:00 E’cuveこもろで地ワイン

小諸駅前へ戻ってきたら、駅舎内にE’cuveこもろというワインバーがあった。

駅のホーム側からも入れるつくりになっていて、列車の待ち時間にワインをちょっと一杯、ができる模様。

すばらしい。

マンズワインの白をグラスで頂く。

うーん…若い感じで角があって、あんまり好きなタイプではない…。

ブルスケッタをつまむ。

スモークサーモンチーズ、リコッタチーズと信州はちみつ・くるみ、エキューブこもろレバーペーストの3つで1,000円。

これがやたらおいしい、もっと食べたい。

ワインはイマイチだったので、2杯めは日本酒をいただく。

やっぱり日本のお酒は日本酒だな。

日本のワインはまだまだ成熟に時間がかかりそう。

19:00 ツルヤ小諸店

駅前通りの坂を上っていく。

小諸 

もう一軒どこかお店に入ってもうちょっと飲んでから今晩の宿へ向かおうとも思ったのだけど、なんだかめんどくさくなってしまったので、ツルヤ小諸店へ。

お惣菜とお酒を購入。

宿のキッチンで食べようっと。

20:00 NOVELSへチェックイン

予約していたNOVELSにチェックイン。

ドアを開けると、フロア全体がものすごいにぎやか。

壁一面に造りつけられた本棚やバーカウンターの周りで、たくさんの人がワイングラスを持って談笑している。

チェックイン処理をしてくれた女性によると、この日はワイン持ち寄りイベントが開催されていて、4,000円支払うことで持ち寄られたワインの飲み放題に参加できるとのこと。

…大変たのしそうだけど、もう夕飯買ってきちゃったしな…(本音を言うと、ちょっともう億劫だからいいや)というところ。

ドミトリーへあがって寝具を用意し、荷物を片付けてから共用キッチンへ向かう。

ひろびろとしたテラスにテーブルとチェアが置かれていて、めちゃくちゃ居心地がよさそう。

小諸 小諸城址懐古園

買ってきたお惣菜を共用キッチンのお皿に盛りつけて、いただきまーす。

共用リビングの書架にもたくさんの本が並んでいて、宿泊者は自由に読んでいいということだったので、ガルシア・マルケス『百年の孤独』を読みながらもぐもぐ。

ひとりでのんびり。

こりゃいいや。

22:00 シャワー、就寝

1時間半ほど本を読み、シャワーを浴びて就寝。

おやすみなさい。

おわりに

小諸のまち、文化の香りがそこここに漂っている感じで、しっとりしていて良い。

明日はレンタサイクルで布引観音を目指します。

暑いので、早い時間から動きたい。

本日の旅の出納帳

小諸・小海線1泊2日の旅費、1日目発生分の記録。

新宿→小諸駅(高速バス)2,650円
魯肉飯プレート(停車場ガーデン)980円
藤村のくるみ(虎屋)170円
懐古園チケット400円
ワイン・日本酒・ブルスケッタ(E’cuveこもろ)2,640円
夕食(ツルヤ)1,540円
女性ドミトリー素泊まり1泊(NOVELS)5,060円
13,440円
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