片付けの実践記録

大物を処分!使いもしなかったガーデンチェアセット、ようやく処分できました。

昨年、築18年の中古戸建に越してきたわが家。

 

以前住んでいた老夫婦が引っ越しのために処分を考えていた家具類で、こちらからお願いして置いて行ってもらったものがたくさんありました。

 

▼なのになんだかんだ結局ほとんど処分している、無駄なお話はこちら(涙)。

お庭にガーデンチェア&テーブルセット♪

以前住んでいたマンションにもちいさいながら専用庭があり、ウッドデッキをはったり、オリーブを植えたりしてこじんまりとたのしんでいましたが、この家に越してきて、庭が格段に広くなりました。

住み替え検討中に最初にこの家へ内覧に来たときは、庭の片隅にちょうどしだれ梅が咲いていました。
ほかにもヤマモモ、椿、ミズキ、カツラ、南天、紫蘭、ギボウシなどもあり、季節ごとにいろんな表情をみせてくれることが想像できました。

こんな庭でのんびり本など読むのもいいなあと、ご夫婦がお使いだったガーデンテーブルとチェア二脚のセット、そのまま置いて行っていただいたんですよね。

何回使ったでしょう?

で、このガーデンチェアセット、一年通して住んでみて、結局何回使ったか。


いちども使いませんでした!!

 

春も夏も秋も冬も、ただのいちども、です。

 

春は肌寒い
夏は暑いし蚊が出る
秋もなんだかんだ蚊がいるし肌寒い
冬は寒い

…クレーマーか(笑)。

 

四季折々の緑が身近にあることは、わたしにとってとても大切。
だから、庭木の手入れや草取り、落ち葉かきなど、必要なことはちゃんとしてきました。

 

でも、それは庭の風情をたのしむためで、その作業自体楽しかったし、きれいになった庭は家の中からでも十分愛でることができる。
寒いのに、暑いのに、蚊にさされながら、わざわざ外でお茶を優雅にたのしんだり本を読んだりは、わたしにはできないとわかりました。
それほどの熱意はなかった。

 

「お庭でゆったりと過ごすわたし♪」になってみたかっただけなんですよね、きっと。

 

いらないと思ってから処分するのにさらに半年

一年ここに住んでひととおり季節を体験し、もうこのガーデンチェアセットはわが家にはいらない、と春にはすでに思っていたのです。

 

それなのにそれからさらに半年ずるずるきてしまったのは、「このセットなら、買取で売れるかもしれない」と思う気持ちがあったから。

 

すでに処分した食器棚やたんすなどは、どう考えても中古買取してもらえるものではない。
だから比較的早くあきらめがついて、お金をはらってでも処分をすることができました。
でもこのセットなら売れるかも、と思ってしまったんです。

 

そのくせ具体的な行動にはなかなかうつらない。

 

…なんだかな〜。
我ながらちいさい上にズボラで、お恥ずかしい。

 

また、それとは別に、夫がどう言うか…という思いもありました。

 

最近でこそ、すっきりしてきた家に納得している感のある夫ですが、最初のころは「あれも捨てちゃうの?これも捨てちゃうの?広くなったんだから邪魔にならないから別においておけばいいんじゃないの?」とよくつつかれていたのです。
(夫婦あるあるですよね…笑)

 

それもあってずるずる置いてあったのですが、先日思い切って切り出してみたら、ものすごくあっさり同意。

 

あまりのあっさりさに内心びっくりしているわたしを尻目に、さっさと準備をはじめた几帳面な夫。
わざわざ一度ガーデンチェアセットをきれいに拭き上げ、車の後ろにブルーシートを敷き詰めてつみこみまでしてくれました。

 

急転直下の進展だったので庭で写真を撮り忘れ、買取のお店であわてて撮らせてもらいました。

 

ありがとう、さよなら。
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風が通るような気持ち

このほかにも、階段下の物入れのなかにある、ずっと見てみないふりをしてきたこまごましたものについても夫の同意が得られましたので、今回一緒に買取にだしてきました。

 

このこまごましたものにも、わたしの愚かさがたくさんしみついているので、手放せた記念にあらためて記事にします(恥)。

 

リサイクルショップは思いのほかすいていて、あっという間に買取終了。
わが家からまた不要なものが抜けていきました。

帰宅して、ぽっかりとできた空間のある庭を見ると、ガーデンチェアセットがおいてあったところに、地面にへばりつくように生えている草が。
チェアとテーブルがあったときには気づきませんでした。

草を引き抜いて、あらためて庭を見ると、自分のなかを風が通っていくような気持ちがしました。

今回手放したのはモノだけではない。
自分のちいささや、ないものねだりばかりする気持ちも、すこし手放せたかも。

 

ああ、長くかかったけど、手放してよかった。
またひとつ、身軽になりました。

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