熱海・三島・沼津

熱海ゲストハウス旅 伊東で腹ごしらえ 地魚ランチ「楽味家 まるげん」と 珍味「いかのくち」

10月5日〜6日 熱海のゲストハウス「マルヤ」に来ています。

この日は日本列島に台風がちかづいてきていて、じつは昨日の朝まで、本当にいくかどうか迷っていました。

でも、この日はチャンスだったんですよね。

こちらのエントリで書いたように、昨日は姪がアメリカに帰国する日。

叔父である夫は、姪を成田まで送るためにやすみをとっていました。夕方には帰宅できるぐらいの時間に出る便なので、水曜日はわたしが出かけていても自分がいるから大丈夫、と言ってもらっていたのです。ありがたや。

ということで、台風もなんとかなるだろ、屋根も壁もあるところで寝かせてもらうんだし、と電車に乗ってしまえば気分はもう旅。東海道線の快速でびゅーんとひとっとび、だったのですが、小田原から先、東海道本線は海沿いをはしって気持ちがいい区間なので、あえて鈍行に乗り換えます。

とことこと東海道線が海沿いを走っていくと、どんよりした中にときどき海が金色にきらっとひかるのです。それをみていたら熱海で降りるのが惜しくなってしまって、熱海で伊東線に乗り換えて、伊東へ。おいしいおさかなでも食べよう。

駅前の商店街がややひなびた温泉地風。

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入ったお店がこちら。
「楽味家 まるげん」

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鯵丼は、いままで食べたどこよりも新鮮でおいしかったかも。鯵の厚みにこだわりがあるようで、たしかにそのおかげでより食べ応えがあったように感じます。

ついでに注文した橙サワーは、地元の農園でとれた橙の果汁と果皮のマーマレードがはいっていて、すっぱいもの大好きなわたしの好みドンピシャの味。これはたまらん。

ここ、夜は居酒屋さんになるのか、一品料理の説明がお店のなかいっぱいに貼ってあります。市場では売れないけど地元では美味しく消費される地魚とか、イルカのジャーキー!みたいなものとか、ちょっと変わった一品がいろいろあるようです。ぜひ、夜も行ってみたい。

お店をでてふらふら歩いていたら、海にでました。
波打ち際にぼーっと座ってたら、まさかのぴーかん照り!

気がついたら一時間半も砂浜で座ってた。
アホみたいだけど、わたしはこういう旅が好きだし、こういう旅をしたいのです〜。なにも決めず、風まかせでふらふらと。それで出会えるものって、いろいろ決めてまわるよりもかえって多かったりするような気もするのです。

ジリジリ暑くなってきたのでそろそろ熱海へ向かおうと、駅に向かってオレンジビーチ沿いに歩き始めたところ、みなれないものがお日様に向かって整列中。

ナンダコレ。

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きけばこれ、「いかのくち」の干物。
イカの足の付け根のところについているあのごろっとした部分をくり抜いて、くちばしの硬い部分を抜いて天日干ししたものだそうで、この通り沿いにある「魚吉ひもの店」でしか買えないんだって。イカ一杯からひとつしか取れないのでなかなか貴重らしいですよ。

ひと袋購入。
540円。

初体験の「いかのくち」、貝ヒモをボール状にしたような感じで、ちょっとコリコリしていて、かむとじわじわうま味がでてくる。夜、ゲストハウスのリビングで居合わせたひとたちに配ったのですが、おおむね好評。

わたしはお酒を呑んでいたので「おお、これ、すっごいおいしい!お酒にあう!」と自画自賛でテンションあがっていたのですが、呑んでいないかたは「あ、オイシイね」ぐらいの反応でしたので・・・まあ、いわゆる珍味です。すなわち、お酒を飲むひとはぜったいに好きな味。

お店のおかあさん曰く、配送もするからね!とのことですので、お酒好きなかたは試してみてください。おいしいです。

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