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【中古マンションのフルリノベーション】完成後の大規模修繕によるトラブルには要注意!

わが家は2年前、新築分譲マンションを手放して、築17年の中古戸建に移ってきました。

 

きょうはそのわが家ではなく、「自分好みにフルリノベーションした中古マンションでいとこが遭遇した、思いがけないトラブル」のお話です。

中古マンションをフルリノベーション

何年か前、いとこ夫婦が東京で中古マンションを購入しました。

 

築40年ちかいマンションを、お好み通りにフルリノベーションです。

 

あちこちの壁を抜いたり新たに壁を設けたりして、とても使いやすそうな空間に。
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ものすごく居心地のいい、ステキなおうちになっていました。

はったばかりの床を剥がす?

その数年後に会ったとき、いとこが頭を抱えていました。

 

フルリノベーションでぴしっとはったばかりの床板を、一部剥がさないといけなくなったとのこと。

 

そのわけは、マンションにつきもののアレ。

 

「大規模修繕」です。

 

築40年以上経って、マンション全体の給湯器と配管を一斉に取り替えるとかで、その配管の上の床板を剥がすとのお達しが来たそうです。

 

古い物件ということで、フルリノベーションしたときに配管類もきちんとチェックしているので、いとこはそのことを伝えて何度も交渉したそうですが、

 

「マンション全体で一斉に取り替えることに意味があるのだから、一軒だけ例外とはいかない」

 

と聞き入れてもらえず。

 

結局、水回りから延びる配管部分の床板を、剥がすことになったそうです。

 

剥がした床板は再びはることはできず、その部分だけ色も質感も違う床になってしまったとのこと。

 

こだわってリノベーションしただけに、もうほんとにがっくり来ていました。

個人ではどうしようもない

マンションの配管類は、自分の居住スペース内であっても実は自分のものではない。

 

「専有部分」ではなく、いわゆる「共用部分」となります。

 

だから今回のいとこ宅のケースのように、住み替えのタイミングによっては、専有部分のリノベーションと共用部分の大規模修繕のテンポがうまく合わないというトラブルが起こりえます。

 

集合住宅であるマンションの性質上、これはもう個人ではいかんともしがたい。

 

リノベーション前提での中古マンション購入における、リスクのひとつだと思いました。

おわりに

築年数の経った中古マンション物件は、値段が手頃なこともあって人気があるようですが、「リビタ」がやっているような一棟丸抱えでのフルリノベーションでない限り、今回のような「個」と「公」でのメンテナンスのタイミングのズレはどこでも起こりそう。

 

そんなトラブルもあるのだと知った出来事でした。

 

▼わが家はこうして新築分譲マンションを手放しました。

▼マンションのメリット、戸建のメリットについて、維持管理の面から考えると。

▼大規模修繕についても書かれています。住まいについて考えるに当たって、勉強になりました。

 

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